三重県の大台町にある、奥伊勢の秘境「大杉谷林間キャンプ村」。
あるがままの自然の中にサイトがあり、まさにソロやデュオの熟練キャンパーさんに最適!
今回の記事では大杉谷林間キャンプ村の基本的な情報や設備・サイト情報。
それらに加えて周辺施設のお役立ち情報を解説していきますよ!
「大杉谷林間キャンプ村ってどのようなキャンプ場?」
と、気になられている方のお力になれれば幸いです。
基本情報

名称 | 大杉谷林間キャンプ村 |
所在地 | 〒519-2634 三重県 多気郡 大台町 大杉159-21 |
アクセス | 紀勢自動車道 大宮大台ICから下道 → 約45分 三重県 津市から高速利用 → 約1時間30分 愛知県 名古屋市から高速利用 → 約2時間30分 京都府 京都市から高速利用 → 約2時間40分 大阪府 大阪市から高速利用 → 約2時間50分 |
利用料 | 【テントサイト】 LARGE 2,000円~4,000円 MEDIUM 1,600円~3,500円 SMALL 1,400円~3,000円 【デッキテントサイト】 LARGE 2,000円~5,000円 MEDIUM 2,000円~4,500円 SMALL 2,000円~4,500円 【フリーサイト アドベンチャー】 1区画 1,000円~3,000円 【RVパーク(オートサイト)】 1区画 3,000円~5,500円 *上記は1人利用時の料金。2人以降+300円/1人 |
営業期間 | 通年営業 |
チェックイン・アウト | 【 イ ン 】12:00~17:00 【アウト】~翌11:00 |
連絡先 | 090-8198-6088 |
ホームページ | 大杉谷林間キャンプ村 |
* ペットの同伴は条件付きで可能です。
気さくな管理人さん

大杉谷林間キャンプ村の管理人さんはフレンドリーで、すごく話しやすい!
堅苦しい敬語で無機質な対応ではなく、暖かみがあって親近感の湧く話し方での対応でした。
キャンプを楽しむにあたって、管理人さんの人柄はその後の楽しみに影響を与えると思います。
個人的にはすごく良いな、と思いましたよ!
チェックインの手続きが終わる頃、
「朝採ってきたばかりの椎茸、買うてってぇ!」
明朗快活な管理人さんの雰囲気がすっかり気に入ってしまって、2つ返事でOKしましたよ(笑)
肉厚プリプリで、非常に美味しい椎茸でした!
今回は350円のパックを購入しましたが、550円の方の方を買っておけば良かったなぁ、と少し後悔しました(笑)
このように、大杉谷林間キャンプ村の管理人さんはみんなとても良い人ですので、気持ちよく利用することができますよ!
最高の森林浴キャンプが楽しめる!
大杉谷林間キャンプ村は奥伊勢の秘境に位置する静かな森で、見渡す限り木々が生い茂っています!
必要以上に区画整備されていませんので、ありのままの自然が残っていますよ。
しかもキャンプ場横の道路は車通りが一切ないので、キャンプ中に聴こえるのは小鳥のさえずりのみ!
気持ちの良いそよ風と木漏れ日の中、ゆっくりと流れる時間を楽しむことができますよ!
メイン通路は夜間も安心!
大杉谷林間キャンプ村では、場内に自然を壊さない程度の舗装された細い道が敷かれています。
また夜間にはこの道に沿ってLEDライトが光ります。
そのため何時でもトイレや炊事場に向かいやすく、小さなお子さんでも安心して移動できますよ。
ただ、選ぶサイトによっては道の舗装がなくて真っ暗だったり、一度キャンプ場の外に出てからトイレに向かう必要があったり。
ランタンなどの光源が必要になる場合もありますので、ご注意ください。
大杉神社が併設

管理棟を通り過ぎて坂を下っていくと、大杉神社の鳥居が現れます。
キャンプサイトから直接この鳥居に行くこともでき、アクセスは抜群!

少しずつ趣のある景色に変わっていって、

小さな橋を渡ると、最低限整備された森の中に入っていきます。

小山を越えると、

大杉神社に到着です!
着いた瞬間に感じる神秘的な雰囲気に、思わず息を飲みます。
周囲にはかなりの年月を経た大杉が立ち並ぶなか、神社の中央にはひたすら大きな杉が!

まるでトトロの世界に迷い込んだような光景に、ただただ圧倒されました。
大杉谷林間キャンプ村を訪れた際は、ぜひこの神秘的な森を散策してみてはいかがでしょうか。
雰囲気、最高ですよ!
熟練者向け
大杉谷林間キャンプ村は、キャンプサイト内に車を乗り入れることができません。
そのため、駐車場から荷物を運び入れる必要があります。
……これがまた大変!
駐車場にリヤカーが6台置いてあるのでそれを利用するのですが、キャンプサイト――森の入り口が急斜面なんです。
さらに、利用するキャンプサイトによっては、道中に上り坂や下り坂があるので、正直かなり体力を使います(笑)
ほとんどのキャンプサイトは舗装された細道があるので良いのですが、

中には途中から自分の手で運ぶ必要があるサイトも。
荷運びと設営・撤収の大変さを考えると、初心者キャンパーさんには少し厳しいかもしれません。
ある程度キャンプに慣れた方なら対応できると思いますので、大杉谷林間キャンプ村は熟練キャンパーさん向けではないでしょうか。
事前の買い出しは必須

大杉谷林間キャンプ村は奥伊勢の秘境にあるため、周辺に便利な施設が一切ありません。
近くの温泉までは片道約36分かかる他、買い出しできるスーパーに関しては片道約46分と、かなり時間がかかります。
買い出しは事前に、温泉は帰りに利用すると、効率よくキャンプを楽しめますよ!

余談ですが、大杉谷林間キャンプ村へ向かう道中には、車1台分の幅しかない道があります。
すれ違いができるスペースが点々とありますが、山道に慣れていない方は緊張するかも。
買い出しや観光などで行ったり来たりするよりも、キャンプ場に着いたらなるべく出かけないようにした方が良いかもしれませんよ。
設備情報
この項目では大杉谷林間キャンプ村の設備について解説していきます。
なお全体図を確認したい方はこちらからご確認ください。
管理棟

管理棟はキャンプサイトから少し離れたところにあります。
到着した際、少し困惑してしまいましたので、チェックインの流れを解説しておきますね。
まず、車のナビ通りに進んでいくと、右手側に看板が現れます。

この分岐路を右に進むと、

右手側に建物が現れます。
自動販売機の奥を右折すると、

このような丸い駐車場が!
時計回りにぐるっと移動して駐車します。
これならチェックイン後にスムーズにキャンプサイトへ向かえますね!

時計回りの駐車場の目の前に、白い建物があります。
こちらが管理棟です。
管理棟では調味料やガス缶などの忘れ物があった際に役立つ物品が販売されていますよ。
また無料で使える設備として、湯沸かしポッドや電子レンジ、充電用のUSBやコンセントがありました。
特にスマホが充電できるのはすごくありがたいですね!
救急箱も用意されていますので、怪我をした場合は慌てず管理人さんに相談すると良いですよ。
ちなみに管理棟は19:00まで開いています。

チェックインが終わったらキャンプサイトの駐車場に向かうのですが、キャンプサイトによって場所が異なります。
一般的なキャンプサイトであれば、到着した際の分岐路を左に進んでいくと、
駐車場が現れます。ここから頑張って荷物を運び入れましょう!
ちなみにデッキテントサイトなどは、大杉神社の前にある駐車場に止める、とのことでした。
ちなみに薪は1束500円。
しっかり乾いた薪で、よく燃えました!
管理棟からキャンプサイトまで距離があるので、チェックイン時に購入するか薪バッグがあると便利ですよ!
またチェックインの際には、一番近くにある温泉「奥伊勢宮川温泉」の半額割引券がもらえます!
600円 → 300円となるので、かなりお安く温泉を楽しむことができます!
とはいえこの温泉までは片道約36分かかるので、チェックアウト後に寄る方が良いと思いますよ!
炊事場・ゴミ捨て場
メインの炊事場となるのは、キャンプ場中央にある大きな建物。
設備は古めですが綺麗に手入れされていて、気持ち良く利用することができましたよ!
しかもそれだけでなく、非常に驚いた点がありました。
備え付けのスポンジ、たわし、金たわしが全て新品だったことです!
たまたまだったのかもしれませんが、各水道に1セットずつ全て新品なのって、すごくないですか!?
大杉谷林間キャンプ村以外、そのようなキャンプ場見たことがありません!
洗い物の際に自分で用意するものが全く必要なかったので、本当にありがたかったですよ!

このメインの炊事場にはゴミ捨て場も併設しています。
捨てられるものは、ビン、アルミ缶、スチール缶、ガス缶。
加えてペットボトル(フタとラベルは取る)、金属などの不燃物です。
大きな注意点として、燃えるゴミは持ち帰る必要がありますよ。

ちなみにチェックイン時に透明のゴミ袋がもらえます。
こちらに燃えるゴミをまとめても良いのですが、どうせ家に帰って捨てるなら、みなさんの街の指定ゴミ袋を持っていった方が、後々楽かもしれませんね。
メインの炊事場が混雑している時は、すぐ近くにあるもう1つの炊事場を利用すると良いです。
見渡せばすぐ目に入る位置にありますので、迷うことはありません。
こちらにも新品の備品が備え付けられていましたよ!
灰捨て場
大杉谷林間キャンプ村には「灰捨て場」という設備はありません。
が、キャンプ場の中心にキャンプファイヤー場がありますので、そちらに捨てます。

キャンプファイヤー場の真ん中にある、このスペースです。
こちらであればどこでも良いみたいです。
ただ管理人さんの後片付けがしやすいように、みなさんでなるべくまとまった箇所に捨てると良いかもしれませんよ。
トイレ

トイレは2か所。
まずはメインの炊事場の近くにあるトイレです。
洋式と和式がそれぞれあり、洋式は便座ヒーター・ウォシュレットなし。
少し古めの建物ですが、網戸などで虫が入らないよう配慮されていましたよ。

続いて一番奥――大杉神社の近くにあるトイレです。
こちらはデッキキャンプサイトの利用者向けですね。
洋式トイレでしたが便座ヒーター・ウォシュレットはなし。
加えて網戸などの虫よけはありませんので、虫が苦手な方はご注意ください。
シャワー棟
シャワー室もメインの炊事場付近にあります。
3分100円で利用可能!
シャンプー・コンディショナー・ボディソープも備え付けられていました。
しかしドライヤーの設置は無く、またコンセントも見当たりませんでした。
大杉谷林間キャンプ村の周辺には手ごろな距離の温泉施設がなく、一番近くて往復1時間かかります。
夜、キャンプの時間を1時間ロスするのが嫌な方はチェックアウト後に温泉に行くか、このシャワー室を利用すると良いですよ。
ピザ窯
メインの炊事場付近にピザ窯があり、無料で使用できます。
ちなみに三重県内の「無料でピザ窯を利用できるキャンプ場」は、大杉谷林間キャンプ村を含めてわずか3カ所しかありません。
本格的なピザ窯で作ったピザを、自分のサイトに持ち帰ってほおばる……無料でこの体験ができるキャンプ場はなかなかありませんので、是非利用してみてはいかがでしょうか!
ちなみにキャンプ場にピザ窯がなくても、キャンプで意外と簡単にピザを焼くことができます。
以下のギアを持っておくと、いつでもキャンプで本格的なピザを楽しめますよ!
焚火台に炭を用意し、網とコンパクトピザオーブンを設置。
オーブン内の温度が上がるまでの間に、スーパーなどで売っているピザ生地に自分の好きな具材をトッピング!
様子を見ながら適度にピザの向きを変えて、焼けたら完成!
リーズナブルでお手軽に、そしてピザ窯のないキャンプ場でも本格的なピザを楽しめますよ!
ただし比較的大きめなので、例えばユニフレームのファイアグリルのような大きめの焚火台を持っていないとうまく扱えませんのでご注意ください。
星空ネット
管理棟の目の前には広場があって、大杉谷林間キャンプ村の中で唯一の星が見える場所となります。
たくさん遊具が設置されていますが、その中でも「星空ネット」は大人でも楽しめるのではないでしょうか。
ネットに寝転がって満天の星空を眺めるひととき――最高のリラックスタイムですよね!
今回利用した時にわくわくしながら夜を待っていたのですが、なんと天気予報が大外れで急な雨に見舞われ……。
残念ながら星空を眺めることができませんでした。
大杉谷林間キャンプ村は周辺に人工的な灯りがない秘境のキャンプ場ですので、ぜひ晴れた日には「星空ネット」で宇宙に思いを馳せてみてはいかがでしょうか!
サイト情報
この項目では大杉谷林間キャンプ村のキャンプサイトや宿泊施設について解説していきます。
全体図を確認したい方はこちらからご確認ください。
なお各サイト番号にも全体図のリンクを貼っておりますので、記事の途中での確認にご活用ください。
テントサイト(共通)
テントサイトは大杉谷林間キャンプ村のメインとなるサイトです。
杉の森に作られた林間サイトで、各サイトの広さは若干小さめ。
サイトごとの大きさは表記されていますが、境界はありません。
周りに配慮した設営を心がけたいですね。
ちなみに5〜6人用の大きなテントだと、場所によっては設営できないかもしれません。
現に大きなテントを張る方はおらず、利用者の大半はソロやデュオでした。
設営した時の様子は公式サイトを見るとわかりやすいので、一度見てみると良いですよ。
また各サイトごとにスノコがあったりなかったりしますので、必要な方はスノコがあるサイトを予約しましょう。
ちなみにペグを打つ際、石によく当たりました。
鍛造ペグを持っていない方は用意しておくと安心ですよ。
さて、テントサイトは場所ごとにエリア分けができますので、以下で各エリアごとに解説していきます。
テントサイト(A~F・Rエリア)
A・B・C・D・E・F・Rサイトは森の中央にあり、周辺に便利な施設が集まっているサイトになります。

特に、メインの炊事場直通なのは非常に魅力的!
洗い物が多い時でも手軽に移動でき、また周囲にはLEDの場内灯があるので夜も安心!
利便性が一番高いエリアですよ!
ただし炊事場が近い弊害として、夜の雰囲気が台無しです。
灯りを絞ってまったりとした時間に、焚き火と戯れるのが好きな方は、別のエリアをオススメしますよ。
また場所によっては隣との距離が近いので、プライベート感を求める方も注意した方が良さそうです。
テントサイト(G~Jエリア)
G・H・I・Jサイトは炊事場から少し離れたサイトです。
このサイトエリアは舗装された道から離れたところにあり、夜間は真っ暗で不安定な道を進まなければならない場合がありますよ。
サイト同士が少し離れているので、ある程度隣との距離を確保したい方にオススメ。
しかし荷運びはそれなりに大変ですよ。
G・Hサイトは舗装された道路に沿ってぐるっと回って、中心のキャンプファイヤー場まで行けばサイト近くまで運べますが、道中に2回上り坂があります。

Iサイトだと途中まではリヤカーで運べますが、サイトが近くなると木の根に引っかかってしまいます。
そこからは10歩〜20歩ほど手動で運ぶ必要がありますよ。
かなり足場が悪く、また場内灯もないため夜は注意です!
このエリアで一番良いと思ったのは、Jサイトです。
隣のIサイトとの間に高低差があって全く気にならないですし、プライベート感はかなりあります。

荷物の搬入についても他にない良い点があって、キャンプファイヤー場から進入すればサイトのすぐ横まで運べます。
ただ、リヤカーで運ぶ距離は一番長いですが(笑)
加えてJサイトは前後に場内灯があります。
したがって夜でも明るく、雰囲気は少し残念……。
ある程度人力で運んでも良くて、なおかつ場内灯のない場所が良い方は、H・Iサイトが適しているかもしれませんよ。
テントサイト(K~Mエリア)
正直、このK・L・Mサイトが一番の穴場かもしれません。
この3サイトはリヤカーを使って荷運びするわけではなく、道路の路肩に車を止めて手動で運びます。
路肩にある階段を登ればすぐそれぞれのサイトなので、比較的設営と撤収が早いかも!
荷物が多い方は階段の上り下りが大変かもしれませんが、階段自体が短いのでなんとかなると思います。
設営後は駐車場に車を移動させる必要がありますよ。
それでは、それぞれ解説していきます。
「サイトM・K出入り口」と書かれた看板から階段を登っていくと、

目の前にKサイトが現れます。
眼下に道路が見えるので景観はまぁまぁですが、かなりプライベート感が強い!
場内灯もないので、夜の雰囲気が格別に良い!
ただ、Kサイト全体にスノコが敷いてありましたので、ティピーテントのような自立しないタイプのものは不向きかもしれません。

次はMサイトです。
階段を登り切って左折し、ほんの少しだけ林道を歩くと、

そこにMサイトがあります。
正直、荷運びさえ許容できれば「全テントサイト」の中で一番良いと感じました。
場内灯なし、プライベート感は最上級、そして周りに溢れる自然。
ソロ・デュオキャンパーさんにとって、まさに最高の環境が整っています。
またスノコがないので、設営できるテントの種類も制限がありません。
ただし大きすぎるテントは×ですよ(笑)
最後にLサイトです。
先ほどまでのK・Mサイトの階段から、少し奥に進んだところに入り口があります。
こちらは階段ではなく坂道で、登り切って後ろを振り返るとLサイトがあります。
こちらも同じくプライベート感が抜群!
ただし、サイトのすぐ近くに場内灯があります。
夜間の明かりとプライベート感を求める方に最適ですね!
このK〜Mエリアには、ひとつだけ大きな欠点があります。
トイレや炊事場は、前述の設備情報のものを利用しなければなりません。
つまり、主要設備までの距離が遠いんです。
トイレはどうにもなりませんが、対策としてウォータージャグがあると便利ですね
テントサイト(N~Qエリア)

A〜F・Rエリアの横、トイレの目の前にあるサイトエリアです。
こちらもA〜F・Rエリアと同様に、あらゆる設備へのアクセスが非常に良い!
加えてサイトが階段状に連なっているのが特徴です。
一番下段であるNやOサイトであれば、舗装された道沿いからすぐに荷物の搬入ができます。
おそらくリヤカーを使うテントサイトの中で、一番楽に荷運びができるサイトではないでしょうか。

ですがもし私がこのエリアでサイトを選ぶとするなら、Qサイトです。
なぜなら、道に近ければ近いほど場内灯がすぐそばにあるんですよね。
夜の雰囲気を重視される方にとっては致命的です。
その点Qサイトはこのエリアの最上段ですので場内灯から少し離れていて、しかも景観的にも他のサイトより良い。
荷運びの点で若干の楽をしつつ、最低限の雰囲気を楽しめるサイトではないでしょうか。

逆に、小さなお子さんとキャンプする場合はN・Oサイトが良いですね。
実際にお子さんと2人で親子キャンプをされている方が、このサイトを利用していましたよ。
テントサイト(Sサイト)

他のキャンプサイトエリアから独立した位置にあるSサイト。
駐車場から非常に遠いですが、リヤカーを横付けできるサイトです。
このサイトの良い点はなんといっても、周りに自分以外のテントを張られることがないことですね。
キャンプサイトが密集していると、隣が気になることってありますよね。
その点でSサイトは周りを気にせず、のびのびとしたキャンプを楽しむことができますよ。
ただし注意点が2つ!
1つは、すぐそばに暖色系の場内灯があります。
他のサイトは白いLEDライトなのでそれよりは良いですが、やはり雰囲気は半減。
そして2つ目として、サイトのすぐ後ろが17番バンガローのBBQスペースになっていることです。
もし17番バンガローに賑やかな方たちが入ると、もう最悪です。
ソロだと特に。
ちなみに大杉谷林間キャンプ村のバンガローは音漏れが酷く、会話が丸聞こえでした。
単に声が大きかっただけなのかもしれませんが(笑)
そのためSサイトを予約する場合は、17番バンガローに人が入っているか確認した方が良いかもしれません。
予約サイト「なっぷ」で日付を指定してプラン一覧を見れば、簡単に分かりますよ。
デッキキャンプサイト(共通)
大杉谷林間キャンプ村の奥のほうに点在しています。
デッキはそれぞれ離れていますので、プライベート感の強いキャンプを楽しむことができます。各デッキに消火器が常備されているので、もし火のトラブルが起きても安心!
おまけに電源も付いていますよ。
ちなみに設営する際はデッキの隅にある杭にテントを固定するので、ワンポールテントのような地面に固定するタイプのテントだと設営できません。
一応管理人さんにその旨を伝えてみると、
「ペグ打っても良いよ〜」
と言っていましたが、穴が開くし本当に良いのだろうか……(笑)
こちらを利用する際は管理棟の前からリヤカーを引いたり、大杉神社の駐車場にある階段から荷物を運んだりしますよ。
サイトの構成として、上段と下段にエリア分けできますので、それぞれ解説していきます。
デッキキャンプサイト下段(3~8番サイト)
まずは3番サイト。
大杉神社から階段を登って荷物を運び入れるか、管理棟から長い距離をリヤカーで運ぶ必要のあるデッキです。
景観も他と比べるとあんまりで、眼下に大杉神社の駐車場が見えます。

ですがこの3番サイトには、簡易炊事場とトイレが非常に近い、という利点があります。
デッキが広く、大きめのテントを張れますので、どちらかというとファミリー向けのデッキでしょうか。
ちなみにすぐそばにある簡易炊事場にも洗剤などが常備されていましたよ!
こちらは5番サイト。
3番サイトと同じ大きさのデッキで、3番サイトからほんの少し移動したところにあります。
簡易炊事場にも近くて景観もこちらの方が良い。
3番か5番で迷われているなら、5番をオススメしますよ。
ほんの少しだけ荷運びの距離が延びることだけご了承ください(笑)
5番サイトを素通りして奥へ進むと、

6・7番サイトが仲良く並んでいますよ。
とはいえ距離が離れているので、隣が全く気になりません。
更にその奥には8番サイト。
実際に散策してみると、デッキの中でこの8番サイトが一番良かった印象でした。
他に比べてひときわプライベート感が強く、景観も良い!
目の前に広がる森を、いつまでも見ていられますよ!
ソロやデュオでどこにするか迷われているなら、断然この8番サイトをオススメします!
デッキキャンプサイト上段(9~13番サイト)
9・11番サイトは5番サイト付近にある階段を上った場所にあります。
下段のエリアは「目の前に森!」といった印象でしたが、こちらは「森の様子を少し離れて眺める」ような印象。

どちらも景観は良いです。
が、9番サイトのすぐ隣には10番バンガローがあるので、場合によっては騒がしい夜を過ごす可能性があるかも。
12・13番サイトは一番高い位置にあって、景観は非常に良い!
森の様子を見下ろすと自然と心が落ち着いて、まったりとした気持ちになれます。
正直どちらを選んでも気持ちの良いキャンプができそうでしたよ。
ただ荷運びの距離のことを考えると、この2つのサイトは少し大変かもしれません。
景観を取るか、荷運びの苦労を取るか……悩ましいところですね。
フリーサイトアドベンチャー
管理棟からテントサイトの駐車場を越えてずーっと進むと、左手側にフリーサイトが現れます。
サイトの形状としては、奥に向かって緩やかな登り坂になっているような形。
少しワイルドなサイトになります。
見た瞬間からわかります――ハンモック泊をしたら、確実に楽しいんだろうなぁ!
テントを張る場合は、なるべく平坦な所を見つけると過ごしやすいですね。
フリーサイト内には2か所の簡易炊事場があります。
どちらも洗剤などが完備!
ただしトイレだけはテントサイトの所まで歩いて行かなければならないため、非常に遠い……。
急なもよおしに注意!

ちなみにテントを設営しやすい平坦な場所は、ぱっと見で2か所。
まず1つは「フリーサイトアドベンチャー」と書かれた看板からまっすぐ5~10歩ほど歩いた辺り。

2つ目は奥の簡易炊事場の前。
こちらは一番奥になるので、サイト全体を見渡せる気持ちの良い場所になりますよ。
RVパーク(オートサイト)
RVパークはフリーサイトアドベンチャーに向かう途中にあります。
大杉谷林間キャンプ村で唯一のオートサイトです。
もちろん車の横付けが可能で、かなり広い!
おまけに孤立した位置にありますので、プライベート感は抜群!
ただし景観は大杉谷林間キャンプ村で一番悪い。
隣がプールなことに驚きました(笑)
大杉谷林間キャンプ村の最大の魅力は「あるがままの林間サイト」ですので、頑張って荷物を運んだ方がその魅力を最大限に味わうことができますよ!
バンガロー
LARGE | MEDIUM | SMALL |
10,000円~20,000円 | 8,000円~16,000円 | 5,000円~12,000円 |
森の中に点々とバンガローが建っています。
全てのバンガローで共通の設備は、照明・コンセント・暖房設備。
加えて1番バンガローのみ2段ベッドが付いています。
寝具などの用意はありませんので、レンタルするか自分で用意をする必要がありますよ!
楽に荷運びをしたい方は1・18・21番バンガローあたりが、駐車場から近くてオススメです!
周辺情報
この項目では大杉谷林間キャンプ村の周辺にある施設や他のキャンプ場について解説していきます。
道の駅 奥伊勢木つつ木館
所在地 | 〒519-2703 三重県 度会郡 大紀町 滝原870-37 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
連絡先 | 0598-86-3229 |
ホームページ | 木つつ木館 |
大杉谷林間キャンプ村から約51分のところにある道の駅です。
最寄りの高速ICである大宮大台ICのすぐ近くにあります。
この道の駅のすぐ近くには、伊勢神宮の別宮がありますので、遠くからお越しの方であれば観光も兼ねて寄ってみても良いかもしれません。
また道の駅では杉1束375円、最高級の薪である「うばめ樫」が1束680円で売られていますので、薪の調達にも適していますよ。
道の駅 奥伊勢おおだい
所在地 | 〒519-2404 三重県 多気郡 大台町 佐原663-1 |
営業時間 | 8:00~18:00 |
連絡先 | 0598-84-1010 |
ホームページ | いっぷく処 道の駅 奥伊勢おおだい |
大杉谷林間キャンプ村から約48分のところにあって、こちらも大宮大台ICのすぐそばにあります。
取れたての農産物や特産品が豊富に取り揃えられており、買い出しの補助にピッタリ!
更には薪も安く売られていて、400円のビニール袋に入ったヒノキの薪や、450円のダンボールに入った薪などが販売されていました。
またこの道の駅のすぐ隣にはスーパーが併設されていますので、本格的な買い出しにも適していますよ。
ちなみにこのスーパーは大杉谷林間キャンプ村から一番近い買い出しポイントになります。
中華そば 一富士
所在地 | 〒519-2404 三重県 多気郡 大台町 佐原456-2 |
営業時間 | 11:00~20:00 (毎週水曜 定休) |
連絡先 | 0598-82-2072 |
ホームページ | 中華そば 一富士 |
この地域を訪れたなら必ずやりたい中華そば屋さんです。
前述の「道の駅 奥伊勢おおだい」のすぐ近くにあります。
具沢山な五目そばは絶品!
味わい深いスープとストレートの麺が絡まって、優しい味が口の中に広がります。
野菜も味が染みていて、一体感のある高品質な中華そばでした!
昼時には長蛇の列ができるほどの人気店ですので、ぜひキャンプから帰る際に寄ってみてはいかがでしょうか。
奥伊勢宮川温泉/奥伊勢フォレストピア

所在地 | 〒519-2513 三重県 多気郡 大台町 薗993 |
利用料 | 【温泉】 大人(中学生~) 600円 小学生 400円 3歳~小学生未満 300円 |
営業時間 | 11:00~21:00 (20:00最終受付) |
連絡先 | 0598-76-1200 |
ホームページ | Okuise Forestpia |
大杉谷林間キャンプ村から約36分の距離にあり、名古屋方面から来られる方は道中必ず側を通ります。
大杉谷林間キャンプ村でもらえる温泉割引券はこちらで使えますので、ぜひキャンプから帰る際に使用してみましょう!
泉質がよく、キャンプの疲れがじわじわと癒されていきますよ!
ただ唯一気になる点としては、リンスインシャンプーです。

またこの奥伊勢フォレストピアはキャンプ場も運営しています。
このキャンプ場の最大の魅力は、なんといっても「温泉に入り放題」!
奥伊勢の大自然を満喫した後に入る温泉は格別です!
更には「わんぱくひろば」という、たくさんのアスレチックがある公園も併設されているので、ファミリーキャンパーさんにかなりお勧めですよ!
……ただ、注意点もあります。
受付をホテルでするのですが、そこからキャンプ場までの道のりが、非常に分かりづらいです……。
ホテルの裏にキャンプ場があるのですが、かなり大回りしていく必要があるんですよね。
利用を検討される方は、必ず事前に知っておいた方が良さそうです。
きいながしま比幾海岸オートキャンプ場

大杉谷林間キャンプ村から約1時間のところにあるキャンプ場です。
名古屋方面からのアクセスは、こちらのキャンプ場のほうが圧倒的に良いですよ!
海水浴場まで歩いて約2分16秒と、かなり手軽に海で遊べるのが大きな魅力!
また車で約3分のところに温泉があるので、日中は海を思う存分楽しみ、夜は温泉でリラックス――といった、キャンプを楽しめる環境が整っています!
この地域で水揚げされた鮮魚が買えるスーパーも近くにあるので、海・海鮮・温泉と3拍子揃った夏を楽しんでみてはいかがでしょうか!
大杉谷林間キャンプ村 まとめ
管理人さんはフレンドリーで話しやすい方です。
奥伊勢の秘境! 大自然の中でキャンプが楽しめます。
場内には自然に配慮した細い舗装路があります。LEDの場内灯もあるので、夜間でも移動しやすいです。
併設されている「大杉神社」は神秘的な雰囲気に包まれており、まるでジブリの「となりのトトロ」の世界に入り込んだかのようです!
キャンプサイトには車で乗り入れることができず、駐車場から急斜面を通って荷物を運び入れる必要があります。
荷運びやその後の設営・撤収を考えると、初心者キャンパーさんには不向き。
周辺に買い出し・温泉などの施設はありません。
道中は車1台分の幅しかない道がありますので注意!
管理棟には湯沸かしポッド・電子レンジ・充電用のUSB・コンセント・救急箱がありました。無料で利用できます。ちなみに管理棟は19:00まで。
薪は1束500円。しっかり乾いていてよく燃えました。
チェックイン時に一番近くの温泉の半額券を頂けます。しかし遠いのでチェックアウト後に寄ると良いです。
炊事場の手入れは行き届いていました。ちなみに利用時は、備え付けのスポンジなどが新品でした。
ビン・缶・ペットボトルなどは捨てられますが、燃えるゴミは持ち帰りです。
消し炭はキャンプ場中心にあるキャンプファイヤー場へ。
場内のトイレは便座ヒーター・ウォシュレットが付いていません。メインのトイレには虫が入らない対策がされています。
シャワー棟にはシャンプー・リンス・ボディソープが完備! しかしドライヤーは無く、またコンセントも見当たりません。
大杉谷林間キャンプ村の各キャンプサイト情報については、本文でご確認ください。
最後に
いかがでしたか。
熟練キャンパーさん向けのキャンプ場ですが、その代わりに整いすぎた初心者向けのキャンプ場では決して味わえない雰囲気がありますよ!
初心者の方も、ある程度キャンプに慣れてきたら是非訪れてみてはいかがでしょうか。
この記事が大杉谷林間キャンプ村の利用を検討されている方のお役に、少しでも立つことができたのであれば幸いです。
それでは。
当ブログでは、東海地方を中心とした総合的なキャンプ情報を発信しています。
その他のキャンプ場については以下をご覧ください。
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