伊豆半島中央の峠「天城越え」。
東西南北どこへでも行きやすいこの道沿いに、ファーマーズヒルがあります。
今回の記事ではファーマーズヒルの基本的な情報や設備・サイト情報。
それらに加えて周辺施設のお役立ち情報を解説していきますよ!
「ファーマーズヒルってどのようなキャンプ場?」
と、気になられている方のお力になれれば幸いです。
基本情報

名称 | ファーマーズヒル(旧かたつむり) |
所在地 | 〒410-3206 静岡県 伊豆市 湯ケ島892-66 |
アクセス | 愛知県 名古屋市から高速利用 → 約3時間40分 静岡県 浜松市から高速利用 → 約2時間40分 静岡県 静岡市から高速利用 → 約1時間40分 東京都 新宿区から高速利用 → 約2時間30分 |
利用料 | 【Aサイト】5,000円 【Bサイト】9,000円 【C1サイト】4,000円 【C2サイト】5,000円 【C3サイト】6,000円 【ソロサイト】2,000円 上記に加えて、 【入場料】1,000円/3歳以上の人数分 |
営業期間 | 通年営業 (月、火、水は定休日) |
チェックイン・アウト | 【 イ ン 】15:00~17:00 (11月~2月末まで~16:30) 【アウト】~翌10:00 |
連絡先 | 0558-85-2104 090-1293-5258 |
ホームページ | ファーマーズヒル |
*ゴミは全て持ち帰りですのでご注意ください。
*Dサイトは現状デイキャンプでの利用のみ。3,000円+入場料500円×3歳以上の人数が掛かります。
地面がふかふか!

ファーマーズヒルは田んぼを開発しているため地面が柔らかく、それに加えてサイトに天然の芝生が敷かれているためふっかふか!
まさしくテント内で地面に座ってくつろぐようなスタイルの方にオススメのキャンプ場です!
しかも地面が柔らかいため、設営時のペグ打ちもかなり楽!
すんなりとささっていきますよ!
しかしささりやすい反面、ペグが抜けやすいというデメリットもあります。
ファーマーズヒルを利用する際は、30cm以上のペグを用意しておくと安心してキャンプを楽しめますよ!
満天の星空が見れる!

ファーマーズヒルは標高約450mの場所にあります。
道沿いのキャンプ場なので近くに街灯はあるものの、街が近くにあるわけではないので満天の星空を眺めることができますよ!
陽が落ちた時点で眺めることができましたので、夜の長い冬場は特に星空を楽しめるかもしれません。
伊豆旅行を楽しみつつ夜はファーマーズヒルで星空キャンプを満喫する、なんてプランも良いかもしれませんね!
伊豆東西南北への起点
ファーマーズヒルは伊豆半島の中央に位置しており、ここから伊豆のどこでも手軽に向かうことができます。
例えば東海地方の愛知、岐阜、三重から訪れる方であれば、ファーマーズヒルでキャンプを楽しんだ翌日に伊豆半島を観光して帰る、なんてプランを立ててみても良いですし。
何泊かしながら伊豆を巡る旅を計画される方であれば、旅の中継地点として利用するのもありです。
例えば今回私が伊豆を巡るにあたって立てたプランだと、以下の通りです。

「まず沼津市から西伊豆へ向かい一泊。その後南伊豆へ向かい、その後天城を越えてファーマーズヒルへ。ふかふかの芝生で星空キャンプを楽しんだ翌日は東伊豆ーー伊東市へ」
ちょうど河津桜が見頃の時期だったので、渋滞に巻き込まれると嫌だなぁ、と思い立てたプランです。
ファーマーズヒルは伊豆半島へ訪れるにあたって非常に良い場所にあるので、観光キャンプや旅キャンプ、ツーリングキャンプで利用する場合にオススメのキャンプ場ですよ!
ちなみに今回の伊豆旅で最初に泊まったキャンプ場は、西伊豆にある「雲見オートキャンプ場」。
山の中腹に切り開かれたキャンプ場で、サイトから見える駿河湾の絶景は最高でした!
チェックイン時から翌早朝まで雨でしたが、その後の晴れ渡った青空にそびえる富士山を見て、「伊豆に来て良かった」と思わず笑みが零れました。
雲見オートキャンプ場については以下の記事で詳しく解説していますので、西伊豆まで足を延ばせられる方は是非確認いただいた方が良いと思いますよ!
滞在時間が短い
一般的にキャンプ場へのチェックイン時間を13:00や14:00に設定しているキャンプ場が多いですが、ファーマーズは15:00〜となっています。
じゃあチェックアウトが遅いのかというとそうでもなく、10:00となっています。
滞在時間が短いんですよね。
チェックインして設営が終わったらもう夕方だったり、朝起きたらすぐにご飯を食べて撤収の準備。
実際利用した際は結構慌ただしかった印象でした。
ゆっくりまったりキャンプをするには不向きのキャンプ場かもしれませんよ。
主要道路沿い

ファーマーズヒルは伊豆主要道路である国道414号線――いわゆる「天城越え」――沿いにあります。
そのため日中はもちろんですが、夜もある程度の交通量がありますよ。
私が利用した冬場――しかも翌日が平日という状況でも、22:30ごろまでまばらに車が走っていました。
主要道路なので、季節によっては更に交通量が増えるかもしれませんね。
また朝方も車がよく通り、その音が起床アラームとなっていました(笑)
利用するサイトによってはほぼ道路沿いになるので、気になる人は少し注意が必要かもしれませんよ。
予約時の料金前払い制がややこしい
ファーマーズヒルの予約はキャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」を利用するのですが、その料金の支払い方法がややこしい!
料金前払い制で、予約後1週間以内に指定の口座に振り込まなくてはなりません。
しかも「全額以上をお振り込みください」とあるので、手数料はこちら持ち。
正直なところ、利用予定日のギリギリまで予約するのを躊躇していました。
しかし、意を決して予約確認画面に進むと、別の支払い方法があるじゃないですか!
なんと、プラン説明にはありませんでした(2022年3月現在)が、クレジットカードでの支払いも可能なんです!
全てが杞憂に終わりました(笑)
同じように振り込みという点で躊躇されている方は、クレジットカードでの支払いを利用すると早くて簡単ですよ!
設備情報
この項目ではファーマーズヒルの設備について解説していきます。
なお全体図を確認したい方はこちらからご確認ください。
管理棟
道沿いにあり、迷うことなく到着できます。
が、受付する場所については迷ってしまいました。
チェックインの手続きは建物の中ではなく、画像左側にある受付窓口で手続きをします。
気付かず普通に建物の中に入ろうとしましたが扉が開かず、頭に「???」とはてなの文字が(笑)
受付は中ではなく外からですので、お気をつけ下さい(笑)
薪は用途に応じて3種類用意されています。
まず、1束400円の細めの薪。
自分で割る必要がない分、最初はこちらを利用してみると楽かもしれませんね。
次に、1束500円のナラの薪。
広葉樹で500円は非常に安い!
しかし薪ストーブ用として割られているため1本1本がかなり太く、ある程度自分で割る必要があります。
しかも広葉樹なので、少し硬め。
バトニングに不慣れな方は400円の薪を買った方が良いかもしれません。
ちなみに500円のナラの薪は縄で縛られていたので解きやすく、また火口にも使えて便利ですよ!
最後に1束700円の薪。
700円の薪はどこにあるのかわからなかったため詳細はつかめませんでした。
これらの薪は管理棟が閉まった後も購入することができます。
薪が置かれている場所のすぐそばにお金を入れるボックスが置いてありますので、そちらに料金を支払いましょう。
あらかじめお札を両替しておくと安心ですよ!

ちなみに薪の他にもスウェーデントーチ(1,000円~)や薪用の丸太(ヒノキ200円~)も販売されていました。
薪用の丸太……自分で割るんでしょうか(笑)
トイレ
トイレはファーマーズヒル内に1つのみで、管理棟の近くにあります。
土足厳禁!
雨の日は雨除けとして靴に被せるものがありますので、それを利用しましょう。
トイレは洋式でウォシュレットが付いていますが、便座ヒーターはありません。
代わりに便座カバーが付けられていましたので、便座の冷たさは感じませんでした!ちなみにこのトイレには炊事場と灰捨て缶が併設されていますよ。
炊事場

ファーマーズヒルの炊事場は3箇所あります。
まずトイレの横。
こちらの炊事場は食器などの、排水溝を痛めないような洗い物のみ使用OKとなります。
焚き火台などは洗えませんのでご注意ください。
またトイレ前に自動照明が付いていますが、炊事場の手元までは光が届きません。
炊事場を目の前にして右手側に手動の豆電球がありますので利用しましょう。
こちらには洗剤とスポンジが備え付けられていました。
他の炊事場はワサビ沢から流れる天然水を使用しているので、気になる方はこちらで食器などを洗った方が良いですよ。
ちなみに飲料水としての使用も可能です。
この炊事場の左下には薪が常備されていました。
夜に薪が足らなくなっても安心ですね!
管理棟の薪置き場と同じように、お金を入れる缶が備え付けられていますよ。

次に管理棟の裏。
こちらと後述のログトレーラー近くの炊事場はわさび沢の天然水を使用しています。
わさび沢は基本的に湧水を利用しているので、非常に綺麗な水ですよ。
ただ雨の影響による濁りや自然ゴミが混ざる可能性があるため、飲用は不可です。

最後にログトレーラーの近く。
こちらでは焚き火台も含めて、何でも洗うことができます。
しかし灯りは一切ありませんので、夜に利用する際はランタンなどの持参が必須。
こちらと管理棟裏の炊事場には調理スペースがあるので、食材を下ごしらえするときや洗い物が多いときは便利ですね!

ちなみに場内には天然水の水路があります。
この水を利用してペグの砂を落としても良いかもしれませんね!
ピザ釜
1人2,000円(グループ参加でない場合は施設使用料として+800円)で、11:00~14:00の間にピザ焼き体験ができます。
土日祝日のみ2人から利用可能ですが、人数が5人以下の場合はスタートが11:00に固定されます。
6人以上であればスタート時間を指定でき、加えて丸鶏のダッチオーブン焼きが無料で頂けるので、大人数での利用がオススメ!
しかも6人以上で利用するのであれば、より長くファーマーズヒルでの滞在を楽しむことができますよ!
例えば12:00や13:00にピザ焼き体験を始めて、その後ピザ焼き利用者限定の薪割りを体験!
全て終わった後、15:00からテントの設営を始める。
キャンプのチェックインが遅いからこそ、貴重な体験ができますね。
ちなみに、宿泊者限定でチェックアウト時間(翌10:00)からのスタートで体験することができたり、11:00~14:00以外での体験も事前に相談することで、対応可能なようですよ!
ちなみに「本格的なピザ窯」での体験はなかなかできませんが、「キャンプでピザを焼く」ということであれば意外と簡単にできます。
以下のギアを持っておくと、いつでもキャンプで本格的なピザを楽しめますよ!
焚火台に炭を用意し、網とコンパクトピザオーブンを設置。
オーブン内の温度が上がるまでの間に、スーパーなどで売っているピザ生地に自分の好きな具材をトッピング!
様子を見ながら適度にピザの向きを変えて、焼けたら完成!
リーズナブルでお手軽に、そしてピザ窯のないキャンプ場でも本格的なピザを楽しめますよ!
ただし比較的大きめなので、例えばユニフレームのファイアグリルのような大きめの焚火台を持っていないとうまく扱えませんのでご注意ください。
サイト情報
この項目ではファーマーズヒルのキャンプサイトや宿泊施設について解説していきます。
全体図を確認したい方はこちらからご確認ください。
チェックインの手続きをした後、車で各サイトに向かうときには必ず一度主要道路に出なければなりません。
各サイトへの入り口も含めて解説していきますね。
個人的に思うのは、ファミリーでの利用であればAサイトが一番オススメです。
次いでC3サイトですね。
全体的なサイトの固さは前述の通り「ふかふか」なので、ペグのささりが甘くなります。
長めのペグを用意しておいた方が良いですよ。
ちなみに以下のサイト画像にある無数の小さな土の山はモグラの仕業で、害はないとのことです。
A・Bサイト
まずはAサイトです。
区画面積が約112㎡と、かなり広い!
一般的な大きさのテントであれば、特に困らないのではないでしょうか。
しかも加えてトイレや炊事場が近く、不便が少ない!
厳密にいうとオートサイトではありませんが、駐車スペースから低木を挟んですぐ隣にサイトがあるので、設営や撤収に苦労しません。
またサイトが広いことに加えてキャンプ場全体が棚田式になっているので、隣との距離もあまり気になりませんよ。
続いてBサイトです。
こちらはAサイトの隣、一段上にあります。
区画面積が270㎡とありえないほど広く、利用の人数制限は5人!
場所を持て余すこと間違いなしです(笑)
しかも利用料が9,000円とかなり高い!
加えて入場料も必要なため、例えば1家族(夫婦2人、子供2人で共に3歳以上)だとすると、1泊13,000円になります。
……この金額よりも安く景観と設備が良いキャンプ場が他に多数ある以上、ファミリーにはあまりオススメはできません。
しかしテントの設営数は指定されていない(2022年3月現在)ため、ソロのグルキャン(5人まで)での利用が適しているように思えます。
例えば5人で利用場合、料金は1人あたり9,000円+5,000円(5人×施設利用料1,000円)=14,000円。
1人あたり2,800円で利用することができます。
そう考えると、このBサイトはソロのグルキャンで使用しやすいサイトなのではないでしょうか。
ただし駐車スペースの関係上、みんなで車に乗り合わせるか、バイクでのソログルキャンに限定されそうですよ。
その駐車スペースというのはAサイトのすぐ隣にあり、4台停めてギリギリくらいのスペース。
チェックインの手続きをして主要道路に出た後、すぐ左側に現れる大きな門から駐車スペースに入ります。
ファーマーズヒルの全サイトの中でもこのA・Bサイトの駐車場は、比較的進入しやすい道幅ですよ。
前述の通り、Aサイトの利用者は設営・撤収が楽ですが、

Bサイト利用者はここから荷物を運び入れる距離が少しだけあります。
しかも利用当日にAサイトや他のサイトを利用するキャンパーがいると、Bサイトを複数人・複数台で利用する場合は、全ての車をここに停められない可能性があります。
バイクであればなんとかなりそうですが……。
値段と利便性からみると、ファミリーでの利用は断然Aサイトを選んだ方が良さそうですね。
Cサイト

CサイトはC1、C2、C3という3つのサイトがあります。
この全てが道路の隣にあるため、前述の基本情報「主要道路沿い」で解説したように少し車通りが気になるかもしれません。
それぞれ解説していきますね。
C1はCサイトの中でも最下段です。
区画の広さが110㎡と、他のCサイトに比べて小さめですが、それでも十分な広さです(笑)
駐車スペース含めずでこの広さです!
こちらの良い点としてはAサイトと同様に、炊事場とトイレが近いこと!
加えてサイトの隣にブルーベリーの木があるので、若干だけですが景観が良くなることでしょうか。
しかし駐車スペースについては注意が必要です。
実は主要道路からこのサイトの駐車スペースに侵入する際、道幅が狭くて入りにくいんです。
実際に見てみると、「本当にギリギリ」。
しかも歩道沿いに低木があるため、少し対向車線にはみ出して左折する必要がありそうだな、と感じました。
本当に車通りの多い道なので、ある程度の運転スキルが必要そうですよ。
できればチェックアウト後のことを考えてバック駐車したいですが、交通状況によってはかなり難しそう。
ちなみにこのサイトの利用には車幅2mという制限がありますが、運転スキルの無い私から見ると、軽自動車じゃないと怖いな、と思います。
またC1の駐車スペースはサイトのすぐ横、下段にあるため、設営と撤収時には段差を乗り降りする必要があります。
ただ本当に近いので、そこまで苦労はしませんよ。
続いてC2です。
こちらはCサイトの中段で、135㎡とかなり広い区画です。
前述のC1とは違い、直接サイトの端に車を横付けする形となっています。とはいえ画像のようにサイトの入り口はC1と同様、かなり狭め……。
交通量の多い道路からの進入だとやはり抵抗があります。
ちなみに画像では金網の壁がありますが、サイト利用者がいる時は外されて開いていますよ。
せっかく広いサイトなので、私自身がもしこのサイトを利用するなら、道沿いからなるべく離れた位置にテントを設営します。
夜間の車の走行音(そこまで変わらないと思いますが……笑)やヘッドライト対策ですね。
C3は最上段のサイトで、Cサイトの中でも格段に広い!
144㎡もあるので、サイト内のレイアウトに困ることはほとんどありません。
しかもサイトは最上段であることに加えて一番隅にあるので、ファーマーズヒル全体を見渡せます。
開放的で気持ちよくキャンプができますよ。
また乗り入れる際のスペースが広く、無理なくゆっくりと進入することができます!
他のCサイトと違って側道に入ってから進入するので、バックでの駐車も非常に楽ですよ。
ただ高さ制限があるので、ミニバンタイプの車での乗り入れは少し難しい……かもしれません。
値段が高いのがネックですが、上記のことからC3はCサイトの中でも特にオススメですよ!
Dサイト

デイキャンプ場としての利用を想定したサイトで、現状(2022年3月現在)は準備中となっています。
チェックインが9:00~15:00、チェックアウトが15:00なので、9:00に着くように出発するのがベストですね。
ソロサイト
その名の通り、ソロキャンパー専用のサイトです。
ファーマーズヒル内で唯一の梅林間サイトで、雰囲気は格段に良い!
暖かくなって青葉が生い茂った頃に利用するのがベスト!
1日3組限定でしかもソロエリアが広いため、のびのびとソロキャンプを楽しめます。
前述のようにファーマーズヒル内の全サイトは非常に広い区画設定になっているため、プライベート感も十分にあります。
全体的な構成を実際に見てみたところ、混雑時はソロ用の入り口から一番離れた場所に設営すると、ファーマーズヒルの魅力を存分に味わうことができますよ!
……車での利用の場合、荷物運びが大変ですが(笑)

ちなみに入り口は前述のC3サイトの奥にあって、車での乗り入れができません。
しかし今回車でお伺いしたところ、「今日はC3が空いてるからそこに車を停めていいよ」とのことで!
管理人さんのご配慮で、非常に助かりました!
Cサイトが空いていない場合はDサイトと主要道路の間にスペースがあるので、そこに車を停める形になりますよ。
ちなみにバイクだと乗り入れ可能です。
バイクでファーマーズヒルを利用する際は前述のようにサイトがふかふかなので、転倒に注意ですよ!
ログトレーラー
ログトレーラーにはスクールタイプとファミリータイプがあり、それぞれの利用料金は以下の通りです。
スクールタイプ | ファミリータイプ |
18,000円 | 12,000円 |
1つずつ解説していきますね。

こちらはスクールタイプで、最大6人まで利用できます。
設備としてはマットレスの2段ベッド、ミニキッチン、トイレ、AC電源。
加えて屋根付きテラスにはBBQ炉があり、雨でも気兼ねなくBBQを楽しむことができますよ!
BBQ炉付近には大きめのテーブルと長椅子もありますので、宿泊とBBQで用意するものは以下の通りです。
寝袋などの寝具、着替え、食材、クーラーボックス、炭、着火剤、網、調理道具、食器、トング、軍手、焚き火台(したい方)、その他必要だと思うもの。
このうちのほとんどがファーマーズヒルで購入・レンタルできますが、事前に準備しておくと安上がりですね。
しかし備え付けの長椅子については固定されているため、3人以上で利用するには不便かもしれません。
コンパクトチェアを用意しておくとより快適に過ごせると思いますよ。

ちなみに+2,200円で付属の五右衛門風呂が利用できます。
「利用はできます」が、薪が別途必要になります。
近くの里山で薪を拾ってくるか、有料の薪(1カゴ550円)を購入する必要がありますよ。

続いてファミリータイプで、こちらは最大4人までです。
設備は前述のスクールタイプと同じですが、椅子については丸太のものが個々に4つありますので、用意する必要はありません。

スクールタイプには五右衛門風呂が備え付けられていましたが、こちらにはドラム缶風呂があります。
+1,650円で利用できますよ。
薪についても拾うか購入するか選択する必要がありますのでご注意ください。

ちなみにファミリータイプ利用者限定で、目の前にあるツリーハウスに泊まることもできます。
現状(2022年3月)フローリングの床にベッドがあるのみですが、+6,000円を追加することできっと貴重な体験になると思いますよ!
周辺情報
この項目ではファーマーズヒルの周辺にある施設や他のキャンプ場について解説していきます。
滝尻わさび園
所在地 | 〒410-3206 静岡県 伊豆市 湯ケ島747 |
営業時間 | 9:00~17:00 (日曜定休。土祝の11:00~13:30は避けるようにしましょう) |
連絡先 | 0558-85-0112 |
ホームページ | 滝尻わさび園 |
天城越えをする際は必ず寄りたいわさび園!
ファーマーズヒルからだと5分もかからず到着できます。
栽培条件が厳しく、最高級品である「真妻わさび」を生産されていて、なんと直接購入することが可能なんです!
しかも予算に応じたサイズのわさびをその場で見繕ってくれるので、お土産としても最適!
また若奥さまに連れられてわさび沢の見学させていただいたり、豆知識を伝授していただくことも可能ですので、非常に貴重な体験になりますよ!
道中でかつおぶしを買い、こちらで生わさびを購入。
醤油は自宅から持ってきても良いですね。
キャンプ場に着いたら炊飯開始!
炊き上がりの頃合いを見計らってわさびをすりおろし、炊けたら鰹節とわさびをそっと乗せる!
最後に醤油をかけて――伊豆名物「生わさび丼」を食す。
まさに伊豆だからこそ楽しめるキャンプ飯で、更にキャンプを盛り上げてみてはいかがでしょうか。
訪れる際の注意点として、わさびの購入はお店ではなく個人宅の作業場で購入する形となります。
作業の邪魔にならないよう、必ず事前に電話連絡をしてから訪問するようにしましょう。
また出荷状況によって購入できる品質が変わりますので、訪問予定日の数日前に確認しておくと良いですよ。
浄蓮の滝
所在地 | 〒410-3206 静岡県 伊豆市 湯ケ島892-14 |
利用料 | 無料 |
営業時間 | 終日 |
連絡先 | 0558-85-1125 |
ホームページ | 浄蓮の滝観光センター |
ファーマーズヒルから車で約1分、歩いて約6分のところにある滝です。
滝への入り方にはお店があり、様々な土産物を購入することができますよ。
滝を見るためにはここからさらに階段を降りていく必要があります。
計測してみたところ、このお店から滝までは4分45秒かかりました。
ですが苦労して降りた分、目の前に現れた浄蓮の滝に圧巻!
ひんやりとした空気の中、いつまでも眺めてしまいます(笑)
ちなみに滝のすぐそばには生わさびの販売所があり、購入やわさび田の見学も可能です。
が、これらは前述の「滝尻わさび園」を訪れる方がより良い体験になると思いますよ。
わさび園 かどや

所在地 | 〒413-0501 静岡県 賀茂郡 河津町 梨本371-1 |
営業時間 | 9:00~17:00 (毎週水曜 定休) |
連絡先 | 0558-35-7290 |
ホームページ | わさび園 かどや |
ファーマーズヒルから南伊豆方面へ約20分ほど走ったところにあります。
様々なメディアに取り上げられており、伊豆名物「生わさび丼」が食べられる人気のお店です。
取れたて新鮮な生わさびで食べるご飯は絶品!
わさびがこんなにもメインの食材になるなんて、わさびの概念が変わりますよ!
ただ人気すぎて待ち時間が非常に長い……。
せっかくの伊豆キャンプなので、キャンプ飯として自分で調理してみても良いかも。
非常にシンプルな調理方法ですので、手間もかかりませんよ。
道の駅 天城越え
所在地 | 〒410-3206 静岡県 伊豆市 湯ケ島892-6 |
営業時間 | 【道の駅】終日 【レストラン緑の森】9:30~15:00 【土産 緑の森】8:30~16:30 |
連絡先 | 0558-85-1110(昭和の森会館) |
ホームページ | 伊豆市 観光情報サイト |
ファーマーズヒルから南伊豆方面へ約3分走ったところにある道の駅です。
地元の新鮮な野菜を買い出しするために、あるいはわさび関連のお土産を購入するために寄ってみると良いかもしれません。
訪れた際は是非一度「わさびソフトクリーム」を食べてみてください!
バニラの甘さとワサビの刺激が絶妙にマッチして面白いですよ(笑)
またレストランでは生わさび丼やイノシシ肉を使った料理などを食べられます。
そこまで混んでいる様子ではなかったので、こちらで手軽に伊豆の料理を楽しんでみても良いかもしれませんね。
テルメいづみ園
所在地 | 〒410-3206 静岡県 伊豆市 湯ケ島2796 |
利用料 | 【大人】770円 【小人】330円 *平日3H、日祝2Hの時間制限あり。 1H超過ごとに+200円。 |
営業時間 | 【日帰り入浴】 10:00~21:30(最終受付21:00) 毎週火曜 定休 |
連絡先 | 0558-85-2455 |
ホームページ | 天城山麓の秘湯 テルメいづみ園 |
ファーマーズヒルから約10分で到着できる温泉施設です。
源泉掛け流しの露天風呂で、川のせせらぎ、風に揺れる木の葉のさざめきを聞きながらリラックス!
自然豊かな風景の中でこの少し熱めのお湯に浸かっていると、身体からゆっくりとキャンプの疲れがとれていくのを感じますよ。
すぐそばを流れる猫越川を眺められないのが残念ですが、それを差し引いても余りあるほどの良いお湯でした!
ちなみに祝日以外の火曜日が定休なので、休みの時は同じ川沿いにある「リブマックスリゾート天城湯ヶ島」を利用すると良いです。
15:00〜21:00までの受付ですがこちらにクーポンがあるので、お得に利用できますよ!
マックスバリュ エクスプレス 天城湯ヶ島店

所在地 | 〒410-3213 静岡県 伊豆市 青羽根351-1 |
営業時間 | 6:00~23:30 |
連絡先 | 0558-75-6010 |
ホームページ | マックスバリュ東海 |
ファーマーズヒルから一番近くにある、買い出しに適したスーパーです。
約13分で到着できます。
小規模な店舗ですが品物が一通り揃っていますので、こちらで買い出しをすると良いかもしれません。
とはいえ品揃えは大型のスーパーに負けるので、色々選びたい方はあらかじめ沼津市あたりで済ませておくことをオススメしますよ。
それにしても、マックスバリュなのにレジがコンビニスタイルだったことには驚きました(笑)
キャンプベアード
ビール好きのキャンパーさん必見!
「ベアードビール」というクラフトビールを醸造しているブルワリーが運営するキャンプ場です。
12種類の定番ビールと数々の限定ビールを存分に楽しみながらキャンプをすることができるんです!
味の違いが明確にわかるほどこだわり抜かれていて、そのどれもが美味しすぎる!
そんなクラフトビールを、キャンプ利用者は各人1杯ずつ無料で飲めるんです!
ちなみにソロの場合は2杯!
それ以上に飲みたい方は、もちろん購入できますよ!
同じ値段でたくさん飲むための方法もありますので、事前に確認をしておいた方が良いかも!
しかしキャンプベアードは人気すぎて土日祝日は常に満員。
なかなか予約が取れません……。
金曜日からの宿泊や、平日を利用すると比較的予約を取りやすいですよ!
また瓶ビールの販売も行われていますので、例えば持ち帰りで購入してファーマーズヒルや他のキャンプ場でベアードビールを楽しむのも1つの方法ですね!
ファーマーズヒル まとめ
ゴミは全て持ち帰り。有料の引取りもありません。
サイトはふかふかの芝生サイト! ペグ打ちが非常に楽です。30cm程度のペグを用意しましょう。
満天の星空を楽しむことができます。
伊豆半島の中央に位置し、東西南北、伊豆のどこにでもアクセス良好です!
滞在できる時間が非常に短い。その上価格設定が高いです。ゆっくりしたい方には不向きです。
主要道路沿いで朝晩の交通量が多め。車の走行音とヘッドライトが常にキャンプの邪魔をします。
「なっぷ」での説明には、利用料の事前送金(手数料こちら持ち)のみの支払いと書かれています。実際は最終予約画面でクレジット払いを選択できます。
チェックインの手続きは外にある受付窓口で。管理棟の中には入れません。
薪は3種類。細めの薪(400円)、ナラの薪(500円)、正体不明の薪(700円)。
管理棟が閉まる17:00(冬季は16:30)以降も薪の購入が可能です。
トイレは施設内に1つのみ。土足厳禁。ウォシュレットはありますが便座ヒーターがありません。
炊事場は3つあり、そのうちの1つは飲用可能。他の2つはわさび沢の水を引き込んでいますので不可。
1人2,000円でピザ焼き体験が可能です。6人以上の利用であればスタート時間の指定に加えて、丸鶏のダッチオーブン焼きが無料で食べられます。
ファーマーズヒルの各キャンプサイト情報については、本文でご確認ください。
最後に
いかがでしたか。
ふかふかの芝生が本当に気持ち良くて、テント内でも快適に過ごすことができました。
また夜の星空は本当に綺麗!
手作り中のキャンプ場なので少し気になる点はありましたが、たっぷりと自然を満喫できたので、利用して本当によかったなと思います。
この記事がファーマーズヒルの利用を検討されている方のお役に、少しでも立つことができたのであれば幸いです。
それでは。
当ブログでは、東海地方を中心とした総合的なキャンプ情報を発信しています。
その他のキャンプ場については以下をご覧ください。
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