今回は山梨県にある浩庵キャンプ場に行ってきました。
あfろさん原作の「ゆるキャン△」の舞台にもなったこのキャンプ場は、連日キャンパーさん達でにぎわっています。
そんな中でキャンプを楽しめるよう、様々な情報をまとめていきます。
基本情報
名称 | 浩庵 |
所在地 | 〒409-3104 山梨県 南巨摩郡 身延町 中ノ倉2926 |
アクセス | 東京から高速利用 →約2時間 東名高速道路 富士ICから →約50分 愛知県名古屋市から高速利用 →約3時間15分 岐阜県岐阜市から高速利用 →約3時間50分 三重県津市から高速利用 →約4時間 静岡県静岡市から高速利用 →約1時間30分 |
利用料 | 入場料 大人(中学生以上) 600円 小人(小学生) 300円 設営料 テント設営料 1,000円 タープ設営料 500円 駐車料 一般車 1,000円 キャンピングカー 2,000円 バイク 600円 *一泊の料金は入場料+設営料+駐車料の合計額になります。 キャビン・デイキャンプについてはこちらをご覧ください。 |
営業期間 | 通年営業 |
チェックイン・アウト | イン:7:30~19:30 アウト:~翌10:00 *インは予約時に30分刻みで時間を指定します。 |
連絡先 | 0556-38-0117 |
ホームページ | 浩庵 -本栖湖での宿泊・キャンプ・アウトドアスポーツなら浩庵- |
「ゆるキャン△」の聖地
ゆるキャン△の第一話に登場する浩庵キャンプ場。
その繊細に描かれた風景に魅了された方も多いはず。
実際に訪れてみるとどこもかしこも見たことのある光景で、まるでゆるキャン△の世界に来たかのような錯覚が 笑
公益社団法人やまなし観光推進機構のホームページに比較特集があるので、一度見てみるとわかりやすいですよ。
ちなみに以下の記事で、浩庵キャンプ場から手軽に行ける、聖地巡礼のプランを紹介しています。
混雑具合は?
浩庵キャンプ場は予約不可なので、チェックイン開始の8:00に着くように訪れてみたのですが……
駐車するのにも困るぐらいの混雑具合でした。
2021年7月1日より公式ホームページで予約が可能となり、7:30~19:30の間で30分刻みにチェックイン時間を入力できるようになりました。
しかし8:00にチェックインをしても、テントを立てるスペースなんてありませんでした 笑
実際のキャンプサイトの様子はこのような感じです。
場所が空くまでただひたすら待機……チェックアウトの10:00まではこの混雑は解消されませんでした。
千円札にも描かれた「逆さ富士」
普段なかなか見ることが無いと思いますが、千円札の裏の絵を見てみてください。
そこに描かれている富士山と湖は、浩庵の裏山から撮られた写真が元になっているんです。
このことは浩庵のホームページでも実際に紹介されています。
旧五千円札と千円札には本栖湖に逆さ富士を映す風景が描かれています。
これは写真家岡田紅陽氏が当館裏山の青湖峠から撮影した写真がベースとなっています。
浩庵セントラルロッジ館内に展示してありますので、ぜひ一度ご覧ください。
引用元:浩庵
今回訪れた際は風があり逆さ富士を見ることができませんでした。
しかしこのような素晴らしい景色をキャンプ中ずっと眺めることができるので、非常に良いキャンプ場ですよ。
直火も可能
浩庵キャンプ場は今時珍しく、直火での焚火ができるキャンプ場です。
しかし焚火台を使用している方が多かったように思いました。
浩庵キャンプ場は「ゴミは全て持ち帰り。炭も同じく」のため、後片付けの事を考えると焚火台を使用したほうが楽だからでしょう。
とはいえなかなか直火OKなキャンプ場はありませんので、この際直火を思い切り楽しむことも全然アリだと思いますよ。
鍛造ペグは必須
今回設営したのは湖畔沿いから少し離れた平らなサイトだったのですが、地面が本当に硬い!
全然刺さりません。
逆に湖畔沿いのサイトは砂地のため、簡単に抜けてしまうほど柔らかくなっています。
そう。テントを設営する場所によって地面の硬さが違うんです。
狙ったサイトを確保できれば良いのですが、混雑の影響で望んだサイトを確保できない可能性もあるので、30cm以上の鍛造ペグを用意し、どのサイトを確保しても対応できるようにしておく方が良さそうです。
砂塵に注意
全面フリーサイトではありますが、車が通れるよう赤いコーンで道路が形成されています。
この道路を車が通過する際に、砂塵が舞います。
今回はこの道路沿いの平坦なサイトに設営したので、料理中に車が通過した時はかなり心配になりました。
最前面の湖畔沿いであればあまり気にならないかもしれませんが、それ以外の湖畔サイトに設営する際は注意が必要です。
夜は真っ暗
ゆるキャン△の影響で大人気とはいえ、設備は最低限しかありません。
キャンプ場内には灯りが何一つなく、唯一あるのは炊事場の蛍光灯のみ。
月が出ていなければ真っ暗です。
高規格な設備を望むキャンパーさんにとってはデメリットになりそうですね。
しかし逆を言えば、余計な光が無いので星空を綺麗に見ることができたり、月明かりのある日には静かな雰囲気の富士山と本栖湖を楽しむことができますね。
設備情報
ここからは浩庵キャンプ場の設備についてまとめていきます。
なおゴミ捨て場、炭捨て場はありませんので全て持ち帰りです。
管理棟
キャンプ場を利用する際はこの「本栖セントラルロッヂ」で受付を行います。
中にはレストランもあり、ランチタイムのみではありますが食事をすることもできます。
ちなみにお風呂もあって、大人500円、小人300円で入浴することができます。
10:00~20:00の間に利用することができるので、気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
売店にはたくさんのゆるキャン△グッズが並んでいます。
商品のほとんどがゆるキャン△グッズではないでしょうか 笑
ファンであればテンションが上がること間違いなしです!
ちなみにこの浩庵キャンプ場でしか購入できない商品としては、ざっと見た感じだと「Tシャツ」くらいかなぁ、と思います。
薪の販売もあります。
大サイズと小サイズとあり、大サイズは1,100円、小サイズは600円(2020年12月現在)です。
上の画像は小サイズの薪になります。
個人的な印象では、ちょっと高めかな、と思いました。
トイレ
キャンプ場内に炊事場、シャワー室と共に設置されています。
非常に綺麗で、手入れが行き届いていましたが、ウォシュレット等は付いていません。
冬場の凍結防止のためか、水が常に流れていましたよ。
ちなみに本栖セントラルロッヂの近くにはなんと!
ゆるキャン△の第一話で、主人公の一人である各務原なでしこが爆睡していたトイレもあります!
そのシーンを再現するかのように、寝そべって写真撮影するキャンパーさんも結構いましたよ~。
シャワー
トイレの横にはこのような建物があって、シャワー室が併設されています。
自販機もあるので何か飲みたくなったときは便利です 笑
シャワーはコイン式で、2分で100円。
いつでも利用できます。
お湯が出ている時間が2分で100円なので、使わないときはお湯を止めて節約しましょう。
炊事場
トイレの前にあります。
キャンプ場によくある感じの炊事場です 笑
洗剤やスポンジ等は設置されていませんので持参する必要がありますよ。
サイト情報
サイトは大きく分けると2つです。
「湖畔サイト」と「林間サイト」。
そして湖畔サイトは「湖岸サイト」と「平地サイト」に分けることができそうです。
湖畔サイト
【湖岸サイト】 本栖湖の目の前にテントを張ることができ、本栖湖と富士山を独占することができる。しかし傾斜が大きく工夫が必要。
【平地サイト】 湖岸サイトから少し陸側の平坦なサイト。安定した設営が可能。地盤が非常に硬い。
林間サイト
【林間サイト】 眺望が良い最前のポイントは激しい争奪戦。富士山や本栖湖が見えないポイントは不人気。基本的に車両乗り入れ禁止の為、設営が少し大変。
今回訪れた際は林間サイトを狙っていたのですが、あっという間に埋まってしまい、確保することができませんでした。
前日にキャンプしていたキャンパーさんが撤収した後に行こうとしてもすぐに取られてしまう……まさに戦場です 笑
そもそも混雑した中で、キャンパーさんが設営しているのか撤収しているのかが分かりづらいという点もありました。
なるべく事前に複数の場所・エリアをピックアップしておいて、手際良く場所を確保できるように工夫しておく必要があったな、と実感しました。
周辺情報
ヤマザキYショップ 精進湖店
浩庵キャンプ場から最短で買い物ができるコンビニになります。
約15分ほどの距離にあります。
温泉に行く途中にちょっとした買い物がしたくなった時等に重宝します。
とはいえ本格的な買い出しには向かないので、食材は事前に購入しておいた方が良さそうです。
富士西湖温泉 いずみの湯
所在地 | 〒401-0332 山梨県 南都留郡 富士河口湖町 西湖987 |
営業時間 | 10:00~20:00 (最終受付は19:15) |
利用料 | 大人(中学生以上) 900円 小学生 500円 幼児 400円 |
連絡先 | 0555-82-2641 |
ホームページ | いずみの湯 | hamayouersort |
浩庵キャンプ場から約25分の距離にある温泉です。
「黒潮風呂」という海の成分と同じミネラル塩が使用されているお風呂があり、精神の安定などに効果があるそうです。
冬場に利用すれば効果は倍増するはず!
この温泉では薪の販売もありました。
仮に訪れた際に安ければ、ここで薪を購入しても良いかもしれません。
……温泉で薪の販売なんて珍しいなぁと思っていたんですが、後々スマホでマップを見てみると、周辺にはキャンプ場がたくさんあるみたいですね。
時期やタイミングによっては混雑しそうな感じがしますよ。
ちなみに西湖周辺には他に「富士眺望の湯 ゆらり」という温泉もあります。
浩庵キャンプ場からかかる時間はどちらもそう変わりません。
こちらは富士山を眺めることのできる露天風呂が魅力的ですが、値段が1,100円~1,500円とお高めの設定になっています。
ふもとっぱらキャンプ場
言わずと知れたキャンパーにとっての聖地!
ゆるキャン△の聖地でもあります。
実は浩庵キャンプ場から約20分で訪れることができるほど近いんです。
浩庵キャンプ場では「富士山をメインにした美しい風景」を堪能できる反面、ふもとっぱらキャンプ場では「圧倒的な富士山の存在感」を体感することができます。
少し長めの休暇が取れる方は、浩庵キャンプ場と共にこちらを利用してみても面白いですよ!
本栖湖 SUMIKA CAMP FIELD
浩庵キャンプ場から約7分のところにあるキャンプ場です。
本栖湖までのアクセスが抜群に良い!
綺麗な湖畔で水遊びやカヤックを持ち込んで楽しめますよ!
さまざまなキャンプサイトがありますが、中でも林間フリーサイトはオススメ!
夏場に利用した時の、夕方の涼しい森にこだます、ひぐらしの鳴き声。
夜は静かな森の中で、焚火とその爆ぜる音を聞きながらリラックス。
朝、小鳥たちのさえずりを目覚まし代わりに、森の新鮮な空気で灰を満たす。
わくわくする最高の森ですよ!
浩庵キャンプ場 まとめ
あfろさん原作「ゆるキャン△」そのままな雰囲気のキャンプ場!
キャンプ場は予約不可。2021年7月1日より予約可能に。しかし前日や当日の混み具合によっては、8:00にチェックインしてもテントを設営できない可能性アリ。
混み具合(特に土曜日や大型連休等)により、チェックインの時間が6:00、7:00と早まる場合もあります。
平日にお休みを入れて訪れるのであれば、余裕をもって訪れてみても良いかもしれません。
本栖湖とそこに写る逆さ富士。条件さえ揃えば、その光景を独占することができます。
直火で焚火をすることができます。ただし、炭やゴミは全て持ち帰りです。
地面が異様に硬かったり、湖岸は柔らかかったり。混雑具合によっては望んだ場所を確実に確保できるわけではないので、それぞれに対応できるペグを用意しておいた方が良さそうです。
設営場所によっては、車が通過する際の砂塵に注意。
夜。キャンプ場内は真っ暗。月が出ていなければ満天の星空、月明かりがあれば幻想的な本栖湖と富士山を楽しむことができます。
セントラルロッヂにはお風呂アリ。大人500円、小人300円。
薪は大サイズ1,100円、小サイズ600円と、ちょっとお高め。
キャンプ場内のトイレは非常に綺麗で、手入れが行き届いていました。しかしウォシュレット等は付いていません。
コイン式シャワー有り。24時間利用可能で、2分で100円。この2分は「お湯が出ている時間」です。
炊事場には洗剤やスポンジ等はありませんので、持参する必要があります。
人気のキャンプ場ですので、テントを張る場所は事前に複数の場所・エリアをピックアップしておいて、手際良く場所を確保できるように工夫しておくと良いですよ。
最後に
東海地方から山梨県まで行こうとすると、その距離の影響で行くことをためらってしまう方も中にはいると思います。
結構遠いですし、キャンプ帰りに果たしてちゃんと帰ることができるのか心配になったり……。
しかし実際に行ってみるとそんな不安は吹き飛びました。
本当に、訪れて良かったです。
浩庵キャンプ場、最高です!
それでは!
当ブログでは、東海地方を中心とした総合的なキャンプ情報を発信しています。
その他のキャンプ場については以下をご覧ください。
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