三重県の多気町にある五桂池ふるさと村は、いちご狩りやみかん狩り、ロッジでのアウトドア体験、高校生レストラン「まごの店」などで以前から人気の自然公園です。
そんな五桂池ふるさと村に新しくキャンプサイトがオープンしました。
今回この記事では、このキャンプサイトに特化して解説していきます。
「五桂池ふるさと村でのキャンプって、どのような感じなのだろう?」
と気になられている方のお役に立てれば幸いです。
基本情報

名称 | 五桂池ふるさと村 |
所在地 | 〒519-2174 三重県 多気郡 多気町 五桂956 |
アクセス | 伊勢自動車道(紀勢自動車道)勢和多気ICから下道 → 約6分 愛知県 名古屋市から高速利用 → 約1時間30分 三重県 津市から下道 → 約45分 |
利用料 | 【フリーサイト】1,000円(ハイシーズン2,000円) 【オートサイト】2,000円(ハイシーズン3,000円) 上記に加えて大人1人+1,000円、小学生1人+500円が掛かります。 |
営業期間 | 通年営業 |
チェックイン・アウト | 【 イ ン 】14:00~17:00 【アウト】~翌10:00 |
連絡先 | 0598-39-3860 |
ホームページ | 伊勢の食 ふれあいパーク多気 ごかつら池 ふるさと村 |
*ペットについてはリードを使用することで同伴可能です。
整備途中のキャンプ場
五桂池ふるさと村では以前よりロッジでアウトドア体験ができましたが、2021年から新たにキャンプサイトが開設されました。
できて間もないため、利用しづらくて不便な部分があることは否めません。
が、利用した際に、
「良ければアドバイスを下さい!」
と改善に積極的な様子の為、今後良い形にどんどん変わっていくでしょう。
現に、私が予約した際の料金設定よりも今の方が安くなっている部分もあります。
この記事で解説する内容は2022年1月の時のもので、今後改善されていく可能性が非常に高いことをご承知いただければと思います。
様々な施設がある
五桂池ふるさと村にはキャンプサイトの他にも様々な施設があります。
季節によっていちご狩りなどのくだもの狩りが楽しめたり。
現役高校生が学校行事の一環として料理の提供を行う「まごの店」で食事を楽しんだり。
「マルシェグランマ」で地元の新鮮な野菜や加工食品、三重県内の工芸品などのお買い物を楽しんだり。
ワンちゃんを飼っている方は三重県下最大級のドッグラン「dog park SIG&GRACE」で、広々伸び伸びと遊んだり。
他にもアヒルボートをレンタルして五桂池を周遊したり、「ふるさと村動物パーク」で様々な動物たちと触れ合ったり。
様々な体験ができますよ!
アヒルボートの利用と「ふるさと村動物パーク」への入場については、キャンプサイトを利用すると割引券がいただけましたので、更に利用しやすいかもしれませんね。
以下にこの2つの施設の通常価格と割引後価格をまとめておきますので、参考にしていただければ幸いです。
通常価格 | 割引後価格 | |
アヒルボート | 3人乗1,500円/4人乗1,700円 | 3人乗1,400円/4人乗1,600円 |
ふるさと村動物パーク | 大人1,000円/子供500円 | 大人500円/子供 無料 |
VISONヴィソンが近い

2021年。五桂池ふるさと村から約10分のところに、大型商業リゾート施設「VISON」ができました。
日本最大級であるこの施設では、様々な体験ができます。
絶品スイーツを堪能したり、バーベキューを楽しんだり。
ショッピングを楽しんだり。
特にアウトドアセレクトショップ「Orange VISON店」があるため、キャンパーさん必見ですよ!
かなり広い敷地で展開されているため、きっとお気に入りのギアが見つかるはず!
また「マルシェ ヴィソン」では三重県の活魚も販売されているため、
「チェックインの前に訪れて新鮮な海の幸を購入 → キャンプで使用!」
なんてプランを立ててみても良いかもしれませんね。
ちなみに温泉施設もあるのですが、その詳細とヴィソンを利用するにあたっての注意点は後述の「周辺情報」で解説していますよ。
設備情報
この項目では五桂池ふるさと村の設備について解説していきます。
なお全体図を確認する方はこちらからご確認ください。
管理棟
五桂池ふるさと村の入り口から入ってすぐ右手側に事務室があり、そこでチェックインの手続きをします。
受付の際に燃えるゴミの袋を頂けるので、そちらにまとめて捨てるようにしましょう。
ちなみに缶やペットボトルなども捨てることができましたよ。
詳細は後述の「ゴミ捨て場」で解説します。
管理棟の横には共用の冷蔵庫や冷凍庫がありますので、夏場に利用する際は非常に助かりますよ!

薪は1束500円。
そのほとんどが太い薪でしたので、自分で割って細くできるようにナイフやナタを用意しておいた方が良いですよ!
トイレ

トイレは3カ所あります。
管理棟前にあるトイレ①と、
少し奥まったところにあるトイレ②、トイレ③です。
上の画像スライダーで斜めから撮っているのが②で、正面から撮っているのが③ですよ。
場所については全体マップを見ていただくとわかりやすいですね。
①については洋式の便座ヒーター、ウォシュレット付き!
手入れも行き届いていて綺麗でした!
フリーサイトの近くにあるトイレ②や炊事場近くのトイレ③は全て和式ですので、気になる方は管理棟前のトイレ①を利用すると良いかもしれません。
炊事場
五桂池ふるさと村のかなり奥まったところ――ロッジが密集している中心にあります。
蛇口が計12か所あり、加えて給湯器付き!
水が冷たい日や油汚れを落とす際に便利ですね!
ただ、フリーサイトからはなんとか利用できる距離ですが、オートサイトからはほぼ利用は不可能。
正直遠すぎます。
キャンプ中の水は様々な用途の必需品ですので、オートサイトを利用する場合はウォータージャグが必須ですよ!
……そのウォータージャグを運ぶことすら大変過ぎたのでなるべく車を近くに停めて、なんとか車で運びました(笑)

ちなみにこの炊事場に、炭や灰を捨てるための缶が置いてあります。
フリーサイト利用者はこちらまで運んで捨てても良いかもしれません。
オートサイトの場合は無理なので、
「鎮火した灰を袋にまとめて、燃えるゴミとして捨てても良いですか?」
と確認したところ、承諾いただけました。
朝も火を焚く場合は火消し壺が必須ですが、そうでない場合は上述のように対処すると良いかもしれませんよ。
ゴミ捨て場
「マルシェ グランマ」裏の駐車場にゴミを捨てられる小屋があります。
普段は施錠されているので、チェックイン時に渡されるカギを使って解錠します。
カギは小さめなので紛失注意!
捨てられるゴミは燃えるゴミ、ビン、カン、ペットボトル。
ビン、カン、ペットボトルは洗って分別して捨てる必要がありますよ。
なお燃えるゴミは「管理棟」の項目で前述のように、専用のゴミ袋にまとめて捨てるようにしましょう。
浴室
五桂池ふるさと村には入浴施設があり、キャンプサイト利用者は無料で利用することができます。
チェックイン時に頂いた説明用紙には「大浴場 17:00~23:00」「シャワーのみ 6:00~9:00」と書いてありましたが、実際は24時間いつでも利用していいですよ、とのことでした。
浴室にはシャワーと浴槽がありますが、利用者が少ない場合は浴槽にお湯が張られずシャワーしか利用できませんのでご注意ください。
また脱衣所には洗濯機と乾燥機もありました。
1時間200円で利用でき、洗剤も常備されているので意外とリーズナブルかもしれませんよ!
サイト情報
この項目では五桂池ふるさと村のキャンプサイトや宿泊施設について解説していきます。
なお全体図を確認する方はこちらからご確認ください。
フリーサイト
フリーサイトはまごの店の裏にある芝生広場になります。
暖かい時期には綺麗な芝生になって気持ち良くキャンプができるんだろうなぁ、というのが第一印象でした。
ですが、利用する上で必ず知っておかなければならないこともありました。

「駐車場からサイトまでかなり遠い!」
到着してサイトの説明をしていただいた時に驚きました。
今回ご案内頂いた道順を解説します。

まず全体マップの「駐車場」から入口へ。
★1を通り過ぎ、

★2から緩やかな傾斜を歩いて行きます。

奥まで歩いて行くと★3のところで道が分岐するので右へ。

すると★4の地点で赤い橋が現れます。
渡って直後また右に曲がると、

★5の地点。
この緩やかな左カーブを進むと、

★6で到着です。
……当初このフリーサイトを利用する予定でしたが、この距離を往復するのはさすがに大変で、急遽車が横付けできるサイトに変更してもらいました。
もし仮に「マルシェ グランマ」の駐車場(全体マップに「駐車場?」と表記)に車を停めることができれば距離が約半分になり多少楽なのですが、特に案内はありませんでしたので難しいのかもしれません。
また他のキャンプ場にあるような荷物運び用のワゴンもなく、自分自身で工夫して運ぶしか方法がありませんよ。
これらのことからフリーサイトを利用するにあたって、
①荷物をできるだけ少なく
②アウトドアワゴンやバックパックで運びやすくし
③歩きやすい靴を履く
といった対策を取る必要がありますよ。
荷物運びが大変なだけあり利用者が今の所少ないので、キャンプサイトにプライベート感を強く求める方には良いかもしれませんね。
オートサイト
キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」では「フリーサイト(車横付け可)」と表記されています。
この車が横付けできるサイトは五桂池ふるさと村の施設から離れたところにあります。
今回ご案内いただいたのは、ここ。
第6駐車場です。
今後こちらをキャンプサイトにしていくようですよ。
このサイトの良い点は、少し高台になっているため道路沿いであるにもかかわらず人目につきません。
また夜になると車通りが極端に少なくなるので、静かな夜を過ごすことができますよ。
ペグのささり具合は、サイトが石だらけでなかなか苦労しました。
鍛造ペグやチタンペグを用意しておいた方が良いですね。
注意点としては、まだ整備途中なのでトイレや炊事場などは全て五桂池ふるさと村の施設内のものを使用する必要があり、長い距離を移動しなければならない点です。
水については前述のようにウォータージャグを用意すればなんとか……。
ですがトイレはどうしようもないので、早めの行動が必須ですよ!(笑)
ちなみにサイトの一番奥から管理棟前のトイレまで歩くと3分46秒でした。
補足として管理棟が17時に閉まると、入口のシャッターも閉められます。
「それじゃあ17時以降に炊事場やトイレが使えないじゃないか!」
と思われる方もいるかもしれませんが外から施設内に入る方法があり、それはチェックイン時に教えてもらえますよ。
周辺情報
この項目では五桂池ふるさと村の周辺にある施設や他のキャンプ場について解説していきます。
VISON
所在地 | 〒519-2170 三重県 多気郡 多気町 ヴィソン672番1 |
利用料 | 【駐車場代】 200円/60分(24時間最大1,000円) 【本草湯】 中学生以上 800円 3歳~小学生 400円 3歳未満 無料 |
営業時間 | 9:00~22:00 |
連絡先 | 0598-39-3190 |
ホームページ | VISON |
前述の「基本情報」で記載した通り、大型商業リゾート施設「VISON」では様々な店舗が立ち並んでいます。
その施設の1つとして「本草湯」があります。
この温泉では施設内や近くの薬草畑で採集された季節の薬草を使用しており、本格的な薬草湯を楽しむことができますよ!
VISON内は非常に広大で、たくさんの駐車場があります。
温泉を利用する方は、P8の駐車場を利用するとすごく近くて便利!
土日祝日などの混雑時には案内員さんに別の駐車場へ誘導されますが、温泉を利用したい旨を伝えるとそちらへ案内してくれますよ。
このP8駐車場からもVISONの商業区域に行くことができて、お買い物を兼ねることも可能。
本草湯の施設横にエスカレータがあるので、あっという間に移動できます!
本草湯利用者は駐車場代が2時間無料になるので、施設内を見て回ってから温泉を利用するのも良いかもしれませんね。
帰る時は駐車場代の清算方法に注意!
VISONにはよく見るような料金精算ゲートはなく、駐車場に備え付けられている精算機で駐車場代を清算します。
その際に自分の車のナンバーを入力する必要がありますので、VISON到着時にきちんと確認しておくと良いですよ。
ちなみに平仮名は要らなくて、ナンバープレートの4つの数字だけで大丈夫です!
多気クリスタルタウン
所在地 | 〒519-2179 三重県 多気郡 多気町 仁田750 |
利用料 | 【天然温泉 多気の湯】 大人(中学生以上) 780円 小人(4才~小学生以下) 390円 幼児(3才以下) 無料 |
営業時間 | 【マックスバリュ】10:00~21:00 【天然温泉 多気の湯】10:00~24:00(最終受付23:30) |
連絡先 | 0598-38-3611 |
ホームページ | マックスバリュと専門店街 多気クリスタルタウン ショッピングセンター |
五桂池ふるさと村から約7分のところにある、最短距離の買い出し施設です。
信号が1つもないルートで行けましたので、体感としてはかなり早く着いた印象でした。
マックスバリュで必要なものを購入できる他、敷地内には温泉施設「天然温泉 多気の湯」があるので、こちらも利用してみても良いかも!
泉質がぬるぬるしていないので、ぬるぬるが苦手な方は安心して入浴できますよ!
アスピア玉城 玉城弘法温泉
所在地 | 〒519-0438 三重県 度会郡 玉城町 原4266 |
利用料 | 【12歳~大人】500円 【3歳~12歳未満 or 65歳以上】350円 【3歳未満】無料 |
営業時間 | 【入浴】 10:00~20:00 *受付は~19:00、入浴可能時間~19:30 (毎週 水曜定休) |
連絡先 | 0596-58-8800 (玉城弘法温泉) |
ホームページ | 玉城町 |
五桂池ふるさと村から約5分で訪れることができます。
VISONの本草湯やクリスタルタウンの多気の湯と比べると安い料金なのが魅力!
ただし内湯のみで、利用客は地元のご老人方が多い印象でした。
閉店時間が他の2つの温泉施設よりも早いので、夜に利用される場合は早めに訪れるようにしましょう。
奥伊勢の森 「七保ベース」野あそび村キャンプ場

五桂池ふるさと村から約12分の所にあります。
「自然がご馳走様」を合言葉に、田舎暮らし大好きな管理人さん夫婦が手作りしているキャンプ場です。
何でも揃っているような「高規格キャンプ場」ではなく、設備は質素な造りのものがほとんどです。
しかしそういった「不便さ」が逆に自然というものをより強く体感させてくれますよ。
そんな自然の中、ドラム缶の五右衛門風呂に入りながら大木のそびえる森林を眺めることができるのは、三重県内でもこのキャンプ場だけではないでしょうか。
一つ知っておきたい点として、ナビの設定を間違えると盛大に迷いますので注意です!
五桂池ふるさと村 まとめ
キャンプサイトはできて間もないため、不便な点は多くあります。
キャンプサイトの他に様々な施設があります。割引券もいただけます。
すぐ近くには大型商業リゾート施設「VISON」があります。
薪は1束500円。そのほとんどが太い薪です。
入口から入って目の前にあるトイレは便座ヒーターとウォシュレット付き!
炊事場には給湯器が設置済みです!
オートサイト利用者の炊事場利用は、距離の問題もありほぼ不可能です。
ゴミが捨てられます。捨てられるものは燃えるゴミ、ビン、カン、ペットボトル。
施設内にお風呂があり、キャンプサイト利用者は無料で使用可能!
五桂池ふるさと村の各キャンプサイト情報については、本文でご確認ください。
最後に
いかがでしたか。
今はまだ設備が整っていない分、不便な点はあるかもしれませんが、周辺施設の充実ぶりには目を見張るものがありますよ。
今後に期待ですね!
この記事が五桂池ふるさと村の利用を検討されている方のお役に、少しでも立てたなら幸いです。
それでは。
当ブログでは、東海地方を中心とした総合的なキャンプ情報を発信しています。
その他のキャンプ場については以下をご覧ください。
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