日に日に寒くなり、秋も深まってきましたね。
今回は岐阜県高山市の荘川にあるキャンプ場を利用させていただきました。
11月中旬に行ったので、ほとんどが落葉していましたが、それでも十二分に楽しめたキャンプでした。
それではまとめていきます。
基本情報

名称 | 一色の森キャンプ場 |
所在地 | 〒501-5415 岐阜県 高山市 荘川町 一色 カラ谷928 |
アクセス | 東海北陸自動車道 荘川ICから → 約7分 名古屋市から高速利用 → 約1時間30分 岐阜市から下道 → 約2時間30分 |
利用料 | キャビン・バンガロー 詳しくはこちらをご覧ください。 オートテントサイト 通常 3,000円 ソロ 2,000円 *そのほか各施設・サイト毎 ゴミ処理料500円 |
営業期間 | 通年営業 |
チェックイン・アウト | キャビン・バンガロー イン:13:00~ アウト:~翌10:00 オートテントサイト イン:13:00~ アウト:~翌12:00 |
連絡先 | 05769-2-2823 |
ホームページ | 一色の森キャンプ場 – 一色の森の自然と過ごす 心癒すひととき |
道中の紅葉もまた素晴しい

愛知県から下道で荘川まで行こうとすると、美濃市、郡上市と伸びていく国道156号線をひたすら走っていくことになります。
今回はあえて下道で行くことにしたんですが、その判断をして本当に良かったです。

ずーっと走っていくと、青々としていた木々が次第に紅葉!
やがて気付くと、辺りはすっかり赤黄色に染まります。

信号はほとんど無くなり、紅葉した葉が舞い落ちる道をのんびりと走ります。
いやぁ……本当に綺麗でした! 笑
秋頃に一色の森キャンプ場がある荘川などの岐阜県北部へ行く際は、あえて下道から行ってみるのも楽しいですよ!
キャンプ場内全体が紅葉する

一色の森キャンプ場のすごい部分は、大半の木々が落葉樹だ、というところです。
キャンプ場全体が赤黄色に染まり、風情を感じることができます。

私たちが訪れた際は大半が既に落葉していたので、赤黄色というよりは真っ茶っ茶でしたが 笑
それでもやはり秋独特の風景なので、哀愁を感じつつもたくさん楽しむことができました。
紅葉を十二分に楽しむには、11月中旬だと遅すぎたので、10月中旬~11月初旬頃に予約をしたほうが良いですよ(その年によって見頃の時期は変わりますので、ご注意ください)。

ちなみに落葉が多い分、撤収の際にテントやグランドシートに大量の細かい枯葉が付着してなかなか取れなかったのは大変でした。
手のひらサイズのホウキがあるとかなり便利ですよ。
カメムシがそこら中に居る

この時期、いやもうほんとに、そこら中に出没します。
おそらく一色の森が、というわけではなく地域的な特徴なんでしょうね。
隙間からテントの中に入ってきたり、いつの間にかクーラーボックスにくっついていたり……
購入した薪の束の中に挟まっていたり……
どこからともなくあの独特な臭いが漂ってきたりします。
枯葉だけでなくカメムシにも対処できるので、前述のホウキ、大活躍です!
見つけたらホウキで優しく払いのけて……でもまた見つけちゃうのでまた払って……を繰り返していると、翌朝には慣れてへっちゃらになってたりするとかしないとか 笑
私自身は虫耐性、上がりましたっ! 笑
物販は税別
地味にびっくりしたのがこれです。
税別なんです。
200円とか300円とかキリの良い数字が並んでいるので税込と勝手に勘違いしてしまうんですよね。
ちなみに薪は一束600円と表記されていますが、消費税分を含めた660円が料金となります。
少し高く感じますが、その分良い木を使っているのかな?
もっと安く買いたいな、という方は、後述の周辺情報内の「蕎麦正」さんでも薪を売っています。
こちらは2020年11月中旬現在で一束300円で販売していましたよ。
……しかしお蕎麦屋さんで蕎麦を食べずに薪だけ購入することが可能なのかはわかりませんのでご注意下さい 笑
季節は秋でも真冬の装備を
一色の森キャンプ場のある荘川は「本州で最も寒い地域」というキャッチコピーが付くくらい寒いです。
今回利用させていただいた時(2020年11月中旬)では、20:00の時点で氷点下に。
最低気温−4℃と、秋にもかかわらず冷え込みました。
真冬の装備を準備して訪れることをお勧めします。
設備情報
こちらでご紹介する施設で扱っている水は、全て「沢の水」を利用しています。
気になる方はご注意下さい。
なおキャンプ場から約12分の所に、

「三谷の天然湧水」があります。
こちらは飲むことのできる天然水ですので、空の容器を持っていきましょう!
甘くて美味しいらしいですよ!
管理棟

キャンプ場に到着して、一番初めに目につく建物が管理棟です。
8:00~17:00までの間は開いています。
棟内ではキャンプっぽい音楽(表現しづらい 笑)が流れていて、気分が高揚します。

受付で薪を購入すると、広間を抜けてこちらのバルコニーから持っていく形になります。
以前は500円でしたが、現在(2020年11月中旬時点)は消費税含めて660円になっています。
持っていく際はカメムシ、要注意ですよ!
ちなみに、キャンプ場の近くにある温泉「桜香の湯」の割引券も販売しています。
通常730円するところ、570円で入浴することができるみたいですよ!
……チェックイン前に入ってしまって、もったいないことしたなぁ……。
炊事場

生ゴミ用の袋が常備されています。
シンクは手入れされていて綺麗ですよ。
洗剤やスポンジ等はありませんので、自分で準備する必要があります。
ちなみに焚き火台はこちらでは洗わず、

炊事場の外にある水道で洗いましょう。
せっかくの綺麗なシンクが炭まみれになったら嫌ですし、ね。
炭捨て場

炊事場のシンクの反対側にあります。
缶の中に入れましょう。
ちなみに各サイトにあるU字溝を使用した際は、炭はそのままにしておいて、という張り紙がしてありました。
ゴミ捨て場

管理棟からサイトに向かう時に、必ず前を通ります。
ゴミ袋の指定はありませんが、分別して捨てます。
ゴミ袋を車に乗せても良いよ、という方は、帰る際に車で運ぶのが一番楽な捨て方ですね。
トイレ

キャンプ場内の中央に設置されています。
水洗の洋式トイレ完備!
便座は暖かい!
炊事場同様、手入れが行き届いているなぁ、という印象でした。
サイト情報

キャビン10棟、バンガロー5棟、テントサイト49区画という編成です。
画像中央が見にくくて申し訳ないですが、その部分にもテントサイトが並んでいます。
順番にまとめていきます。
オートサイト

一色の森キャンプ場にはフリーサイト等は無く、全てオートサイトになります。
「ありのままの自然の中で、秋キャンプを楽しんでほしい」という管理人さんの想いで、降り積もっている落ち葉は、あえて片付けないそうです。
また「秋」を「夜長を静かに楽しむ季節」とおっしゃっていて、できるだけ外灯を消す等、最大限「秋」を楽しむことのできる工夫をしてくださっています。
一色の森キャンプ場では、秋の静けさを存分に楽しむことができますよ!
また、テントサイトは番号ごとに大きさが異なります。
少数ですが、電源使用可能サイトもあります。使用料として1,000円追加されます。
どのようにキャンプ場を利用したいのか、ということを、予約する時点で管理人さんと相談すると良いかもしれませんね。
バンガロー

定員約8名で、税別8,000円の利用料で宿泊することができます。
バンガローの外にはU字溝があって、それを利用してBBQを楽しむことができます。
しかし外用の椅子やテーブル、タープ、灯りなどはないため、自分で用意する必要があります。
寝具等も同様です。
要は、寝る場所だけ準備されたキャンプですので、テント以外の必要なものを自分で準備するようなイメージですね。
アウトドア初心者やテント泊が嫌な方に良いです。
ちなみに、11月~3月までの冬期間中はストーブが付いて1,000円増しになるのでご注意ください。
キャビン

1~3名用と、4~6名用の2種類があり、それぞれ税別13,000円、15,000円という値段設定になっています。
11月~3月までの冬期間は、ストーブが付いて2,000円増しになります。
私たちが訪れた際は利用されていないみたいで、むしろバンガローの方が盛況していたように思えます。
コロナ渦の影響で、寝具の使用中止をしていることも、影響しているのかもしれませんね。
周辺情報
道の駅 桜の郷 荘川

一色の森キャンプ場から約8分で訪れることのできる道の駅。
営業時間は9:00〜17:00です。
道の駅の隣には東海北陸自動車道 荘川ICがあるので、行き帰りのどちらでも気軽に利用することができます。
荘川や奥飛騨のお土産、地元の新鮮な野菜が並んでいます。

更に奥には温泉もあります。
温泉の営業時間は10:00〜20:30で、最終受付は20:00になります。
バスタオル、フェイスタオル貸し出し付きで730円。
再入浴は当日1回限り利用可能で、スタッフさんに言って再入浴券を貰います。
しかしタオルは返却しなければならず、再入浴の際に借りる場合は、別途100円がかかります。
温泉はぬるぬるの炭酸泉で、超音波流水風呂があります。
その流水に当たっていると自ら運動した効果があるようで、皮下脂肪の低下に有効みたいです。
荘川を訪れた際、一度は寄りたい温泉です!
ちなみに前述のとおり、一色の森キャンプ場で割引券購入することができますよ。
蕎麦正

一色の森キャンプ場から約12分で訪れることのできるお蕎麦屋さんです。
開店前から並んでいて、調べてみたら人気店みたいです。
少し崖から出っ張った? ように建てられたお店で、開放感のある窓からの景色が非常に綺麗でしたよ。

十割蕎麦を大盛りにしてみて、2300円!
少し高めですが、香り高くてすごく美味しかったです!
特に備え付けの塩を振りかけて食べてみると蕎麦の風味が増すので、利用した際は是非試していただきたいです!
薪も販売していて、一束300円と格安!
蕎麦を楽しむついでに購入しても良いかもしれませんよ。
湯の平温泉

一色の森キャンプ場から約30分で訪れることのできる温泉旅館です。
すぐ近くに東海北陸自動車道 高鷲ICがあるため、キャンプ帰りに寄りやすい!
ぬるぬるとした美人の湯で、キャンプの疲れが一気に吹き飛びますよ!
冬場に利用する際はスキーのお客さんで大変混雑しますのでご注意ください。
ひるがの高原 牧歌の里

一色の森キャンプ場から約18分で訪れることができます。
高原に咲く季節の花々を鑑賞したり、アルパカ等の様々な動物たちと触れ合うことができます。
特に動物たちとの触れ合いは必見!
柵の中に入って羊と戯れたり、柵からにゅっと首を出すヤギたちに餌をあげたり。
おまけに動物たちが柵から出て園内を歩く「散歩の時間」では、直接触れ合い写真を撮ることもできますよ!
キャンプ終わりに寄ってみても良いかもしれませんよ!
鷲ヶ岳高原ホテルレインボーキャンプ場 トワイライト

一色の森キャンプ場から約25分のところにある、スキー場のホテルが運営するキャンプ場です。
ゲレンデに作られているだけあって、開放感は抜群!
満天の星空を見上げられます!
加えて、ゲレンデの中腹に作られたキャンプサイトは絶景!
どこまでも続く空と山を、1日中眺めることができますよ!
この中腹にあるキャンプサイトは先着順なので、景観の良いサイトを確保したい場合は早めの行動が必須です!
一色の森キャンプ場 まとめ
名古屋方面から訪れる場合、あえて下道で行くのもアリです。道中の紅葉が綺麗です。
キャンプ場内の木は大半が落葉樹なので、黄昏の森で風情を感じることができます。
紅葉を存分に楽しみたい場合、10月中旬~11月初旬がおすすめ。ただしその年によって良い時期は変わるので注意です。
細かい落ち葉が多く、テントやグランドシートに大量に付着するので、撤収の際は大変です。
カメムシ大量発生!
落ち葉やカメムシの対策に、手のひらサイズのミニホウキが大活躍します。
表示された料金は税別。ちなみに薪は消費税含めて660円。
季節としては「秋」だとしても、真冬の装備をしていくことをお勧めします。普通に氷点下を越えたりします。
「三谷の天然湧水」がキャンプ場の近くにあります。飲料水はここで準備すると無料です。
キャンプ場の近くにある温泉「桜香の湯」の割引券を管理棟で販売しています。
炊事場には洗剤・スポンジ等はありませんので、各自で用意する必要があります。
管理人さんの粋な計らいで、秋の夜長を静かに楽しむことができます。
テントサイトは番号ごとに大きさが違い、また少数ですが電源のある番号もあります。どうやって利用したいのかを管理人さんに相談してみると良いかもしれません。
最後に
今回は道中も含めて、紅葉を存分に楽しめるキャンプでした。
紅葉した森を見ていると、なんだか落ち着いて安らぐんですよね 笑
それを存分に感じることができることこそ、秋のキャンプの最大の良い所なのかもしれません。
これから来る冬に向けて、もっとキャンプを楽しまないと、ですね!
それでは!
当ブログでは、東海地方を中心とした総合的なキャンプ情報を発信しています。
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