夏のキャンプでは標高の高い林間キャンプ場や、海水浴が楽しめる臨海キャンプ場が人気です。
今回の記事では、三重県にある志摩の海を存分に堪能できるキャンプ場「Azuri Camp Space」について解説していきます。
キャンプ場の基本的な情報や設備・サイト情報。
それらに加えて周辺施設のお役立ち情報をまとめていきますよ!
「Azuri Camp Spaceってどのようなキャンプ場?」
と、気になられている方のお力になれれば幸いです。
基本情報
名称 | Azuri Camp Space |
所在地 | 〒517-0704 三重県 志摩市 志摩町 越賀2249-1 |
アクセス | 伊勢自動車道 伊勢西ICから下道 → 約1時間 三重県 津市から高速利用 → 約1時間50分 愛知県 名古屋市から高速利用 → 約2時間50分 大阪府 大阪市から高速利用 → 約3時間40分 |
利用料 | 【シーサイドキャンプサイト】 電源あり 4,950~7,700円 電源なし 4,400~7,150円 【オートキャンプサイト】 電源あり 4,950~7,700円 電源なし 4,400~7,150円 *上記は2人までの料金。3人目からは1人につき+550円追加。 |
営業期間 | 通年営業 |
チェックイン・アウト | 【 イ ン 】14:00~18:00(平日17:00) 【アウト】~翌8:00~12:00 |
連絡先 | 090-9920-6262 (10:00~18:00) |
ホームページ | なし |
海が目の前!
Azuri Camp Spaceの目の前にはあづり浜が広がっています。
移動距離はなんと、徒歩で数秒〜数十秒!
かなり近いので、気軽に海へ遊びに行けます!
浜海水浴はもちろんのこと、釣りや砂浜でビーチボールなども可能!
Azuri Camp Spaceは、海を最大限に楽しめるキャンプ場ですよ!
なお、花火をしたい方はこちらの浜辺で楽しめます。
21:30頃までには終えて、花火のゴミはもちろんサイトへ持ち帰りになりますよ。
シーカヤックも楽しめる!
Azuri Camp Spaceではシーカヤックを楽しむこともできます。
大人2,500円・子供1,500円。
事前予約はできません。
もし体験する場合はチェックインの時に申し出ましょう。
青々と輝くあづり浜で、海上散策をしてみてはいかがでしょうか。
水面との距離の近さにびっくりすると思いますよ!
急な来客もある
Azuri Camp Spaceでキャンプをしていると、たまに珍客が来訪します。
……そう、ネコです!
「にゃ〜お」
可愛らしい声で鳴きながら近寄ってきて、サイト内をウロウロ。
かなり人懐っこいですよ!
飽きたら隣のキャンプサイトへ、マイペースに放浪していきます。
キャンプ中に何回か訪問してくるので、来るたびにほっこりしますよ!
……ネコ嫌いの人にとっては大変ですね(笑)
このようにAzuri Camp Spaceでは可愛い来客があったりします。
ゴミや食糧が狙われる場合もありますので、自分のサイトから離れる時や就寝時には、ゴミ袋を片付けるようにしましょう。
入口が分かりづらい
Azuri Camp Spaceへの入り口が少し分かりづらかったので解説します。
入り口は「ゆうやけパール街道」沿いにあります。
御座白浜海岸側(志摩半島の先端側)から来る場合は、右手にキャンプ場を眺めながら、一度その横を通り過ぎます。
すると小さな防波堤が途切れるところがありますので、そこから進入していきます。
逆にキャンプ場周辺の買い出しポイント――ぎゅーとらラブリー志摩店の方向から来る場合は、入り口がいきなり現れるので注意が必要です。
Azuri Camp Spaceの近くまで来たらスピードを落として様子を見ながら走行すると良いですよ!
ちなみに、2022年7月に小さな看板が設置された、とのことです!
設備情報
この項目ではAzuri Camp Spaceの設備について解説していきます。
Azuri Camp Spaceの設備は全て1ヶ所にまとまっているため、特に迷うことはありませんよ。
全体図を確認したい方はこちらからご確認ください。
管理棟
管理棟は前述の入口から入って1番最初に目につく四角い建物です。
すぐ隣に駐車場がありますのでそちらに車を停めて、チェックインの手続きをします。
シーカヤックの受付もこちらに申し出ましょう。
薪は1束500円。
よくキャンプ場に売られているような針葉樹の薪。
金属ではなくプラスチックの帯で束ねられているので、ほどくのが非常に楽でしたよ!
土曜日・繁忙日は8:00~19:00、それ以外の平日などは9:00~17:00の間に購入できますよ。
なおAzuri Camp Spaceでは22:00が完全消灯となるため、焚き火をこの時間までに終える必要がありますよ。
炊事場・洗面所
炊事場は管理棟横の建物群にあります。
水道が3つあり、給湯器が2つ設置。
お湯が使えるので、洗い物が非常に楽ですよ!
ただ前述のように、Azuri Camp Spaceの消灯時間が22:00と決められています。
それまでに洗い物を終えないと注意されますのでご注意ください。
ちなみに同じ建物内には洗面所もあります。
こちらには水道が3つに給湯器が1つ。
鏡も付いています。
22:00の消灯前には歯磨きで混雑しますので、寝る前の準備は早めに行うことをオススメしますよ。
トイレ
トイレは同じく管理棟横の建物群にあります。
便座ヒーター付きの洋式ですが、ウォシュレットは付いていません。
加えて蓋つきのボットン式です。
ですがボットン特有の臭いは全くなく、快適に利用できましたよ!
ちなみに電源なしのキャンプサイトを利用する場合、キャンプ場のトイレまで遠いサイトもあります。
その場合はあづり浜の公共トイレを利用すると良いですよ。
こちらのトイレは洋式ですが、便座ヒーター・ウォシュレットなし。
ですが水洗です。
設備状況に多少の違いがありますがどちらも綺麗でしたので、こだわりがなければ近いトイレを利用すると楽ですよ。
シャワー
シャワーは管理棟横の建物群にある、黒い建物です。
8:00〜22:00の間に利用でき、男女それぞれ個室が2つ。
22:00に施錠されますので、それまでに退室する必要があります。
シャンプーなどのアメニティは一切ありません。
自分で持ち込む必要がありますよ。
なおドライヤーの設置やコンセントもありませんよ。
ゴミ・灰捨て場
ゴミ・灰捨て場は管理棟横の建物群の中にあります。
自動販売機が目印。
捨てられるゴミは、以下の通りです。
ちなみに燃やせるゴミ以外はコンテナに直接捨てるため、せっかく袋にまとめても捨てる時には袋から出さないといけません。
そのため燃やせるゴミ以外の場合、まとめた袋の口は縛らない方が良いですよ。
燃やせるゴミ | 紙くず、貝殻、木くず、ナイロン類、花火、ビニール類、プラスチック類 (袋は黒以外) |
アルミ・スチール缶 | アルミとスチールの分別は不要。中は洗う。 |
ペットボトル | フタ・ラベルは燃えるゴミ。中は洗う。 |
ビン・ガラス類 | 中は洗う。割れたビンなどは、その破片のみで袋にまとめる。 |
乾電池・ライター | 充電池の回収は不可。 |
なお、ゴミ捨て場と同じ場所に灰捨て場があるので、撤収時にゴミと灰を一緒に持っていくと効率的ですね。
ちなみに焚き火台を洗う水道もあるので、ゴミ・灰の処理ついでに洗っていくと良いですよ。
ただしタワシなどは置いてありませんので、自分で用意する必要があります。
サイト情報
この項目ではAzuri Camp Spaceのキャンプサイトについて解説していきます。
全体図を確認したい方はこちらからご確認ください。
各サイトそれぞれに「電源あり」と「電源なし」があります。
「電源なし」の場合、どちらのサイトを選んでも設備までの距離が遠くなる傾向にありますよ。
サイトの区画は地面に埋め込まれたロープによって分けられています。
目隠しになるような垣根などはありません。
なお1サイトにつきテントは1張りのみ。
超過する場合、追加で2,000円がかかります。
ちなみにソロテントの場合は1張り+500円で追加できますよ!
シーサイドキャンプサイト
シーサイドキャンプサイトはその名の通り、海岸沿いにあるサイトです。
AC電源あり5区画、AC電源なし4区画が横一列に並んでいます。
名前からして、
「目の前に広がるあづり浜を眺めながら、キャンプが楽しめるんだろうなぁ!」
と思い、こちらのサイトを予約しました。
……景観に関しては、正直期待外れでした。
キャンプサイトでくつろぎながら海を眺めるぞ〜! と意気込んでいたら、
全く見えません!
目の前にあるのは無機質な堤防の壁!
海が見えるのは立ち上がった時のみ。
「海を見ながらくつろぐキャンプ」を想像して訪れると、なんだか損した気持ちになりますのでご注意ください(笑)
サイトの大きさは73㎡。
4m×4mのタープとソロテント2張りでギリギリの広さでしたよ。
タープを張らなければ設営の自由度が増しますが、周辺には木陰がありませんので、夏場はタープ必須です。
ペグについては苦労することなくすんなりとささっていきます。
かなりささりやすい分、海沿いなので強い風が吹いた時に心配……。
30cm前後のペグを用意しておくと安心ですよ。
ちなみに、シーサイドキャンプサイトは土日などの混雑する日の場合、基本的には車を駐車場に移動させなければなりません。
設営・撤収時のみ、横付けが可能ですよ。
そんな中で一番オススメサイトを挙げるなら、AC電源なしの9番サイト!
ここ、目と鼻の先に駐車場があるんです。
オートサイトと言っても良いくらいの近さですよ。
景観はあまり良くはないですが、海に一番近くてなおかつ設営・撤収時に楽したい! という方であれば、この9番サイトは間違いないです!
ただし、設備の建物群から一番遠いサイトになりますので、トイレ以外は少し歩く必要があります。
トイレはすぐそばに公共トイレがあるので安心ですよ。
設備が近い方が良ければ、AC電源ありの1番サイトを狙いましょう。
オートキャンプサイト
シーサイドキャンプサイトの後方に並んでいます。
AC電源ありが5区画、AC電源なしが3区画。
「自分のキャンプサイトで立ちあがったら、堤防越しに海が見える!」
という環境に魅力を感じなければ、こちらのオートキャンプサイトの方が断然良いです。
車の横付けができて、しかも海が見たければ歩いて数十秒で浜辺に出られます。
ちなみに利用者の中にはシーサイドキャンプサイトとオートキャンプサイトを1区画ずつ予約して、テントをオートキャンプサイトに、タープをシーサイドキャンプサイトに設営している人もいました。
シーサイドキャンプサイト・オートキャンプサイトのサイト番号がそれぞれ同じになるように予約を取れば、サイト同士が近いので両サイトの良い所をうまく活用できますよ。
大人数で大きなテントを張る場合は、そのような予約の取り方もアリかもしれませんね!
周辺情報
この項目ではAzuri Camp Spaceの周辺にある施設や、他のキャンプ場について解説していきます。
なお当ブログでは、東海地方を中心とした総合的なキャンプ情報を発信しています。
周辺のみならず、様々なキャンプ場を調べたい方は以下をご覧ください。
海女小屋体験施設 さとうみ庵
所在地 | 〒517-0704 三重県 志摩市 志摩町 越賀2279 |
利用料 | 海女資料館の入場料は無料。 お食事についてはこちらをご覧ください。 |
営業時間 | 11:00~20:30(最終19:00) |
連絡先 | 0599-85-1212 |
ホームページ | 海女小屋体験施設 さとうみ庵(Amahut Satoumian) 志摩観光協会 |
Azuri Camp Space のすぐそばにあります。
重要無形民俗文化財に指定された「海女漁」。
さとうみ庵では現役の海女さんと会話をしながら、新鮮な志摩の海の幸を堪能することができます。
海女小屋の展示を鑑賞できる他、昔の海女さんの衣装を着て記念撮影等ができますよ。
外には海女小屋を体験できる小屋が2棟あり、この中で伊勢志摩の新鮮な海の幸を頂くことができます。
予約制なので注意!
各テーブルにつき1人ずつ海女さんが担当していて、伊勢エビやアワビを目の前で焼いてくれるんです!
海女さんとの会話も弾んで、最高の海女小屋体験をすることができますよ!
ぎゅーとら ラブリー志摩店
Azuri Camp Space から約7分で到着できます。
新鮮な野菜や魚介類が並んでいます。
100円ショップも併設されているのでかなり便利!
キャンプ場周辺で買い出しをするならこちらが一番オススメですよ。
伊勢志摩温泉 ともやまの湯
所在地 | 〒517-0604 三重県 志摩市 大王町 船越3238-1 都リゾート 奥志摩アクアフォレスト |
利用料 | 大人 1,050円 小人 550円 |
営業時間 | 11:00~21:00(最終入場20:00) |
連絡先 | 0599-73-0001 |
ホームページ | 伊勢志摩温泉「ともやまの湯」 都リゾート 奥志摩アクアフォレスト |
Azuri Camp Spaceから約20分のところにあるホテルで、日帰り入浴が可能です。
上記の料金でフェイスタオル・バスタオルが付いています。
内湯には普通の浴槽とジャグジー付きの浴槽。
露天風呂はなかなか景観の良い、屋根なしのものです。
ナトリウムが溶け込んだ塩味のある温泉は、疲れがゆっくりと取れていくようにリラックスできましたよ!
なお、シャンプーとリンスは別々でした!
志摩オートキャンプ場
Azuri Camp Space から約2分という、目と鼻の先にあるキャンプ場です。
とにかく設備が整っていて初心者向き!
かなり高規格ですよ!
キャンプ場のスタッフさん達も丁寧な対応をしてくださるので、非常に利用しやすかったです。
しかも徒歩5分の距離に「あづり浜」があり、夏場はこちらでも海水浴を楽しむことができますよ!
伊勢志摩 御座岬オートキャンプ場
快水浴場百選にも選ばれた「御座白浜海水浴場」まで徒歩約1分のキャンプ場で、Azuri Camp Space から約6分のところにあるキャンプ場です。
その他にすぐ近くには御座岬灯台があって、道中は波の音を聞きながら木漏れ日溢れる森林浴を楽しむことができますよ!
このキャンプ場の大きな魅力は、1区画がとんでもなく広い!
のびのびとキャンプを楽しめます!
しかし訪れる際には、通行するルートの関係で、絶対に注意しておかなければならない点があります。
田曽白浜オートキャンプ場
Azuri Camp Spaceから約48分のところにあるキャンプ場。
英虞湾の向こう側の地域にあって、高速を降りたところからの時間だと、Azuri Camp Spaceよりもこのキャンプ場の方が近いです。
こちらの方が堤防が低く、まさに「自分のサイトでくつろぎながら海を眺める」キャンプが楽しめます。
更にキャンプの他にも、スカイダイビングやバギーでの山林ツアー・海水浴・釣りなど、様々なアクティビティがありますよ!
Azuri Camp Spaceの上位互換のようなキャンプ場です。
Azuri Camp Space まとめ
徒歩数秒〜数十秒の距離に、あづり浜があります。花火も楽しめます。
シーカヤック体験ができます。利用当日の申込でOKです。
キャンプサイトにネコが訪れることがあります。またカラスもいるので、ゴミや食料の管理に気をつけましょう。
必要な設備が全て1箇所にまとまっているので、利用しやすいです。
薪は1束500円。土曜日・繁忙日は19:00、平日は17:00まで購入できます。
22:00完全消灯です。焚き火や洗物・シャワー・寝る支度などを、全てこの時間までに済ませる必要があります。
炊事場はお湯が出ます。
洗面所は消灯時間前に混雑します。早めな利用をオススメします。
キャンプ場のトイレは洋式のフタ付きボットンで、便座ヒーター付き・ウォシュレットなし。あづり浜の公共トイレは水洗の洋式で、便座ヒーター・ウォシュレット共にありません。
シャワー室にはシャンプーなどのアメニティがなく、またドライヤーも設置されていません。
ゴミ捨て場と灰捨て場は併設。ゴミと灰は一緒に持っていくと効率的。
焚き火台を洗う水道には、タワシなどのアメニティがありません。
Azuri Camp Spaceの各キャンプサイト情報については、本文でご確認ください。
最後に
いかがでしたか。
キャンプサイトはいたって普通ですが、海のアクティビティを楽しみたい方にとってオススメのキャンプ場ですよ。
この記事がAzuri Camp Spaceの利用を検討されている方のお役に、少しでも立つことができたのであれば幸いです。
それでは。
当ブログでは、東海地方を中心とした総合的なキャンプ情報を発信しています。
その他のキャンプ場については以下をご覧ください。
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